国立公園
 国立公園名/都道府県  指定日 /管轄する地方環境事務所  
 阿寒国立公園                 北海道  1934年12月4日         北海道  阿寒国立公園
Akan National Park


釧路総合振興局:釧路市、川上郡標茶町、川上郡弟子屈町、白糠郡白糠町
オホーツク総合振興局:網走郡大空町、網走郡美幌町、網走郡津別町、斜里郡清里町、斜里郡小清水町
十勝総合振興局:足寄郡足寄町
根室振興局:標津郡中標津町

阿寒湖畔エコミュージアムセンター、阿寒湖のマリモ展示観察センター、川湯エコミュージアムセンター、和琴フィールドハウス

北海道で最も歴史ある国立公園の1つであり、大雪山国立公園、日光国立公園、中部山岳国立公園、阿蘇国立公園(現在の阿蘇くじゅう国立公園)とともに指定された。
公園区域の大部分が亜寒帯性の針葉樹林を中心とする天然林で被われており、原始的な姿を留めている。阿寒湖、屈斜路湖、摩周湖の3つのカルデラがあり、火山と湖が幾つも近接している地形は日本国内で貴重なものになっている。
中でも屈斜路湖は周囲57km、面積79.7km2ある日本国内最大のカルデラ湖になっている(中島も周囲12km、高さ355mあり、湖中島としては日本国内最大の規模になっている)。阿寒湖のマリモは国の特別天然記念物に指定されている
、また、阿寒湖はヒメマスの原産湖として知られているほか、ラムサール条約に登録されている。

阿寒国立公園阿寒地域
阿寒地域 阿寒カルデラ(阿寒湖、パンケトー、ペンケトー、雄阿寒岳など)を中心とした地域と、雌阿寒岳とオンネトーから成る地域がある。阿寒湖畔は観光拠点になっており、阿寒湖温泉やアイヌ民族のコタンがある。
雌阿寒岳は活火山であり、頂上付近にはコマクサ、メアカンキンバイ、メアカンフスマなどの高山植物が自生している。オンネトーは雌阿寒岳山麓のアカエゾマツを中心とした天然林に囲まれた原生的な湖である。

阿寒国立公園川湯地域
川湯地域 屈斜路カルデラと摩周カルデラがあり、屈斜路湖と摩周湖がある。これらの外輪山は眺めが良く、屈斜路外輪山には野上峠、藻琴峠、小清水峠、美幌峠、津別峠があり、摩周カルデラには摩周第一展望台、摩周第三展望台、
裏摩周展望台がある。また、摩周岳(カムイヌプリ)、西別岳、藻琴山からの眺めも良い[16]。摩周湖は世界でも有数の透明度を誇っており、人手がほとんど加わっていない原始的な景観を残している[16]。
硫黄山(アトサヌプリ)は活火山であり、噴気活動を続けている。硫黄山山麓に広がるつつじヶ原は、低標高にも関わらずハイマツ-イソツツジ群落を形成している[16]。また、ポンポン山、湯沼(キンムトー)周辺や和琴半島などでは
地熱の影響で冬でも積雪がなく、生息の北限となるミンミンゼミが隔離分布している。

観光地・景勝地

オンネトー
雌阿寒岳
阿寒湖
双湖台
阿寒湖温泉
アイヌコタン
屈斜路湖
美幌峠
和琴半島
川湯温泉
硫黄山(アトサヌプリ)
摩周湖展望台
西別岳
 大雪山国立公園  1934年12月4日  大雪山国立公園
Daisetsuzan National Park


上川総合振興局:富良野市、上川郡上川町、上川郡東川町、上川郡美瑛町、空知郡上富良野町、空知郡南富良野町
十勝総合振興局:河東郡士幌町、河東郡上士幌町、河東郡鹿追町、上川郡新得町
北緯43度39分49秒 東経142度51分15秒座標: 北緯43度39分49秒 東経142度51分15秒

層雲峡ビジターセンター、ヒグマ情報センター、旭岳ビジターセンター、ひがし大雪自然館

大雪山国立公園は、北海道にある国立公園。総面積(226,764 ha)は日本の国立公園の中で最も広い。


北海道で最も歴史ある国立公園の1つであり、阿寒国立公園、日光国立公園、中部山岳国立公園、阿蘇国立公園(現在の阿蘇くじゅう国立公園とともに指定された。大雪火山群、十勝岳連峰、石狩岳連峰を有する山岳公園であり、
山頂部の標高は2,000メートル程ながら高緯度に位置していることから本州の3,000メートル級の山岳に匹敵する自然環境があり、雪渓や永久凍土の層が存在している。大雪山は1971年(昭和46年)に国の天然記念物に指定され、
1977年(昭和52年)に特別天然記念物に指定変更している。ウスバキチョウやダイセツタカネヒカゲなどの高山蝶やクマゲラ、イヌワシ、シマフクロウなどの鳥類が種として天然記念物に指定されているほか、1951年(昭和26年)
に羽衣の滝が北海道の名勝に指定され、然別湖のオショロコマが1968年(昭和43年)に北海道の天然記念物に指定されている。

大雪山国立公園では高山植物が見られ、250種類以上が記録されている。また、290種以上の指定植物と60種以上のRDB種(高等植物のみ)を指定している。鳥類は140種類以上が記録されており、その中には日本国内で初めて繁殖が
確認されたギンザンマシコや希少種のミユビゲラ、クマゲラ、シマフクロウ、キンメフクロウ、個体数の減少が危惧されているエゾライチョウも含まれている。高山蝶は北海道で5種(ウスバキチョウ、カラフトルリシジミ、アサヒ
ヒョウモン、ダイセツタカネヒカゲ、クモマベニヒカゲ)が分布しているが大雪山にはすべてが生息しており、3,000種を越える昆虫が記録されている。動物ではヒグマ、キタキツネ、タヌキ、エゾイタチ、クロテン、エゾオコジョ、
エゾユキウサギ、エゾナキウサギ、エゾシマリス、エゾモモンガ、エゾリス、エゾシカ、ネズミ類、トガリネズミ類などが生息している。

大雪山国立公園を構成する山岳

大雪山国立公園は北大雪、表大雪、東大雪、十勝連峰の4つの山域に分けられて2,000 m級の山々が連なっている。北海道内で最高峰となる旭岳(2,291 m)があり全体的になだらかな山並みが続いているが、気象条件や緯度によって
森林限界が1,500メートルと低く、高山帯が広く展開しているのが特徴になっている。登山シーズンは6月下旬から10月初旬までの短い期間であり、7月上旬でも残雪多く、9月中旬頃に初冠雪を迎える。

大雪山(イワウメなど)、沼の平(サンカヨウなど)、十勝岳(イワブクロなど)、富良野岳(ハクサンイチゲなど)が花の百名山に選定され[23]、黒岳(チョウノスケソウなど)、小泉岳(ジンヨウキスミレなど)、白雲山
(ナガバキタアザミなど)が新・花の百名山に選定されている



ニセイカウシュッペ山 1,883m 北大雪 日本三百名山
武利岳 むりだけ 1,879m 北大雪
武華山 むかやま 1,759m 北大雪
愛別岳 あいべつだけ 2,112m 表大雪
北鎮岳 ほくちんだけ 2,244m 表大雪
旭岳 あさひだけ 2,291m 表大雪 日本百名山
黒岳 くろだけ 1,984m 表大雪 新・花の百名山
赤岳 あかだけ 2,078m 表大雪
白雲岳.JPG 白雲岳 はくうんだけ 2,230m 表大雪
忠別岳 ちゅうべつだけ 1,963m 表大雪
五色岳 ごしきだけ 1,876m 表大雪
化雲岳 かうんだけ 1,954m 表大雪
トムラウシ山 2,141m 表大雪 日本百名山
オプタテシケ山 2,013m 十勝連峰 日本三百名山
美瑛岳 びえいだけ 2,052m 十勝連峰
十勝岳 とかちだけ 2,077m 十勝連峰 日本百名山、花の百名山
上ホロカメットク山 1,920m 十勝連峰
下ホロカメットク山 1,668m 十勝連峰
富良野岳 ふらのだけ 1,912m 十勝連峰 日本三百名山、花の百名山
音更山 おとふけやま 1,932m 東大雪
石狩岳 いしかりだけ 1,966m 東大雪 日本二百名山
三国山 みくにやま 1,541m 東大雪
西クマネシリ岳 1,635m 東大雪
ニペソツ山 2,013m 東大雪 日本二百名山
ウペペサンケ山 1,848m 東大雪
西ヌプカウシヌプリ 1,254m 東大雪
東ヌプカウシヌプリ 1,252m 東大雪


観光地・景勝地

旭岳温泉
旭岳
お鉢平
十勝岳望岳台
十勝岳
トムラウシ山
沼ノ原
黒岳
大雪山層雲峡・黒岳ロープウェイ
層雲峡温泉
大雪高原温泉・沼めぐり
ぬかびら源泉郷
タウシュベツ川橋梁・糠平湖
ニペソツ山
然別湖
 支笏洞爺国立公園  1949年5月16日  支笏洞爺国立公園
Shikotsu-T?ya National Park


石狩振興局:札幌市、千歳市、恵庭市
胆振総合振興局:苫小牧市、登別市、伊達市、虻田郡洞爺湖町、有珠郡壮瞥町、白老郡白老町
後志総合振興局:虻田郡倶知安町、虻田郡ニセコ町、虻田郡真狩村、虻田郡喜茂別町、虻田郡京極町

支笏湖ビジターセンター、登別パークサービスセンター、洞爺湖ビジターセンター、洞爺財田自然体験ハウス、昭和新山パークサービスセンター

北海道南西部に位置し、支笏湖と洞爺湖のカルデラを中心として有珠山、昭和新山、樽前山、羊蹄山など多くの火山があり、火山性の湖沼や温泉もあるなど火山群を形成している。北海道内の国立公園の中では最も利用者が多い国立公園
となっている。札幌市中心部や新千歳空港からのアクセスが良く、シーニックバイウェイの「札幌シーニックバイウェイ藻岩山麓・定山渓ルート」や「支笏洞爺ニセコルート」になっている。


支笏洞爺国立公園は支笏湖地域、定山渓地域、洞爺湖地域、羊蹄山地域、登別地域の5つに分けることができる。

支笏洞爺国立公園(支笏湖地域)
支笏湖地域 カルデラ湖の支笏湖を中心とする地域。紋別岳、多峰古峰山(たっぷこっぷやま)、丹鳴岳(になるだけ)などの外輪山に囲まれ、風不死岳、恵庭岳、樽前山の噴火により現在の形となる。支笏湖温泉、支笏湖いとう温泉、
丸駒温泉があり、北海道唯一の休暇村がある。



景勝地


支笏湖地域
樽前山
オコタンペ湖

定山渓地域
豊平峡

洞爺湖地域
壮瞥公園
金比羅火口・西山山麓火口

羊蹄山地域
半月湖

登別地域
大湯沼
登別原始林
オロフレ山
 知床国立公園  1964年6月1日  知床国立公園
Shiretoko National Park


オホーツク総合振興局:斜里郡斜里町
根室振興局:目梨郡羅臼町
北緯44度04分33秒 東経145度07分20秒座標: 北緯44度04分33秒 東経145度07分20秒


知床世界遺産センター、知床自然センター、知床五湖フィールドハウス、知床五湖パークサービスセンター、知床世界遺産・知床国立公園羅臼ビジターセンター、知床世界遺産ルサフィールドハウス


全国22番目の国立公園として南アルプス国立公園とともに指定された。日本国内最東北端に位置する知床半島中央部から知床岬までの周辺海域を含む約60,000ヘクタールが公園区域になっている。厳正な保護規制がかけられている
「特別保護地区」が陸域公園面積の半分以上を占めており、公園区域の西端の知西別岳は、「遠音別岳原生自然環境保全地域」に隣接している。

知床国立公園を含む一帯(約71,100ヘクタール)は、2005年(平成17年)に「世界自然遺産」に登録された。

知床半島はプレート運動や火山活動、海食などの地形形成作用により造られていることから、奇岩や海食崖、火山地形などの多様な景観が形成されている[7]。現在も活動中の火山のうち、知床硫黄山は1936年(昭和11年)に約20万
トンの溶融した硫黄を8ヶ月間にわたって噴出している[7]。オホーツク海は地形的・地理的条件により流氷ができる海洋として北半球で最も低緯度に位置する季節海氷域となっている[8]。流氷下にはアイスアルジー(海氷内や海氷の
底で増殖する藻類)が増殖し、流氷形成時の鉛直混合により作られる栄養塩の豊富な中層水が表層に運ばれることで植物プランクトンの大増殖が生じ、それを餌とする動物プランクトン、高次消費者である魚類や海棲哺乳類(海獣)、
陸上の生物にまでつながる食物連鎖が形成されている[9]。海岸から山頂までの標高差は約1,600m程であるが、比較的低い標高域から高山帯にあるハイマツの低木林や高山植物群落が発達するなど、多様な植生が垂直的に分布している

知床半島には手つかずの原生的な自然が残されているため、かつて北海道に広く生息していた北方及び南方由来の哺乳類、鳥類がほとんどすべて生息しており、多様性に富んでいる[6]。ヒグマやエゾシカといった大型種が高密度で生息
していることは、知床半島が哺乳類にとって質の高い生息地となっていることを表しており、特にヒグマは世界有数の高密度状態で維持されている[6]。また、天然記念物に指定されているシマフクロウ、オジロワシやクマゲラの繁殖、
オオワシの越冬が確認されており、周辺地域はシマフクロウにとって日本国内で繁殖するつがいの約半数が生息している最も重要な繁殖地であり、オオワシにとっては越冬個体数が1,000羽以上になる世界的に重要な越冬地になっている
。河川では、サケ類が著しく優占していることが大きな特徴となっている

川:岩尾別川、カムイワッカ川、ルシャ川、テッパンベツ川、アウンモイ川、ルサ川、ケンネベツ川、サシルイ川、羅臼川
滝:フレペの滝、カムイワッカ湯の滝、カムイワッカの滝、男滝、女滝、セセキの滝、熊越の滝
湖沼:知床五湖、羅臼湖
山:知西別岳、天頂山、羅臼岳、サシルイ岳、知円別岳、知床硫黄山、ルシャ山、トッカリムイ岳、知床岳
岬:プユニ岬、知床岬



景勝地

知床岬
フレペの滝
カムイワッカ湯の滝
知床五湖
知床峠
羅臼岳
羅臼湖
熊越の滝
 利尻礼文サロベツ国立公園   1974年9月20日 利尻礼文国定公園から昇格  利尻礼文サロベツ国立公園
Rishiri-Rebun-Sarobetsu
National Park



宗谷総合振興局:稚内市、天塩郡幌延町、天塩郡豊富町、礼文郡礼文町、利尻郡利尻町、利尻郡利尻富士町
北緯45度10分43秒 東経141度14分31秒座標: 北緯45度10分43秒 東経141度14分31秒



日本国内最北の国立公園であり、利尻島と礼文島の約半分、稚内市から豊富町・幌延町へ続く海岸砂丘林とサロベツ原野が指定されている。公園全体の約7割が原生的な自然状態であり、全域に渡って風が強いため風衝植生になっている。
サロベツ原野がラムサール条約に登録されているほか、「礼文島桃岩付近一帯の野生植物」「利尻島のチシマザクラ自生地」「稚内海岸砂丘林」「レブンアツモリソウ群生地」が北海道の天然記念物に指定されている。


利尻島は円錐形の火山島であり、利尻山は利尻礼文サロベツ国立公園のシンボル的存在になっている。高山植物に富む地域の1つとして山頂部にはリシリヒナゲシやボタンキンバイなどの固有種があり、各所に高山性植物群落による花畑
を見ることができる。山麓ではトドマツを中心とした針葉樹林帯があるほか、オタトマリ沼周辺ではアカエゾマツや湿原植物がある。礼文島は丘陵性地形の離島であり、レブンキンバイソウやエゾノハクサンイチゲなどの花畑、
レブンアツモリソウに代表する固有種が数多く存在し、礼文島は別名「花の浮島」とも呼ばれている[9][10]。いずれの島も渡り鳥の中継地になっている。稚内市から幌延町までの約40 kmに渡って数列の砂丘が帯状に発達しており、
砂丘の間には複数の湖沼がある景観になっている。日本国内唯一といわれているミコアイサの繁殖地があるほか、オジロワシなどの貴重な鳥類を観察することができる。サロベツ原野はサロベツ川流域に形成された泥炭地であり、
低平地における日本国内最大の高層湿原になっている。多くの渡り鳥が観察でき、チュウヒやシマアオジなどの繁殖地も存在している。




景勝地

礼文島
スコトン岬レブンアツモリソウ群生地レブンウスユキソウ群生地桃台猫台桃岩歩道利尻島
見返台園地甘露泉水利尻山姫沼[14]オタトマリ沼サロベツ原野浜勇知園地サロベツ原生花園パンケ沼園地
 釧路湿原国立公園  1987年7月31日  釧路湿原国立公園



釧路総合振興局:釧路市、釧路郡釧路町、川上郡標茶町、阿寒郡鶴居村[1]
北緯43度06分05秒 東経144度22分22秒座標: 北緯43度06分05秒 東経144度22分22秒



北海道東部の釧路川に沿って展開している日本国内最大の湿原である釧路湿原を中心とする公園。タンチョウなどの水鳥はじめ、多くの野生動物の生息地となっている。釧路湿原として1967年(昭和42年)に国の天然記念物、
1980年(昭和55年)に日本国内で最初のラムサール条約登録湿地となり、1987年(昭和62年)に日本国内で28番目の国立公園に指定された。

公園東部には3つの海跡湖(塘路湖、シラルトロ沼、達古武湖)がある。


景勝地

釧路市湿原展望台
温根内木道
キラコタン岬
コッタロ湿原展望台
細岡展望台
夢ヶ丘展望台
サルボ展望台・サルルン展望台
塘路湖畔歩道
 十和田八幡平国立公園         青森・岩手・秋田  1936年2月1日 東北 指定時は十和田国立公園、後に改称  十和田八幡平国立公園
Towada-Hachimantai National Park

青森県、岩手県、秋田県にまたがる湖沼、渓流および山岳地
北緯39度51分09秒 東経141度00分04秒座標: 北緯39度51分09秒 東経141度00分04秒


一帯が那須火山帯に含まれており、多種多様の火山が見られるため、「火山の博物館」の異名をもつ。また、玉川温泉、蔦温泉、酸ヶ湯温泉、八甲田温泉など温泉地が多い。また新緑、紅葉の名所としても知られ、
訪れる観光客は多い。歴史的経緯もあり、十和田・八甲田地域と八幡平地域とに大別される。

景勝地

十和田八甲田地域十和田湖
奥入瀬渓流
八甲田山
田代平湿原
八幡平地域八幡平
玉川温泉
秋田駒ヶ岳
岩手山
     
     
 磐梯朝日国立公園           山形・福島・新潟  1950年9月5日  磐梯朝日国立公園
Bandai-Asahi National Park


山形県、福島県、新潟県にまたがる山岳地
北緯37度51分17秒 東経139度42分26秒座標: 北緯37度51分17秒 東経139度42分26秒



出羽三山と朝日山地を含む出羽三山・朝日地域、飯豊山地を主とする飯豊地域、猪苗代湖と磐梯高原・吾妻山・安達太良山を含む磐梯吾妻・猪苗代地域の3地区に分け管理されている。


出羽三山・朝日地域
出羽三山は、山形県村山地方・庄内地方にひろがる月山・羽黒山・湯殿山の総称である。修験道を中心とした山岳信仰の場として、現在も多くの修験者、参拝者を集める。また月山は、国内では数少ない夏スキーを楽しむこと
ができる山である。

飯豊地域
飯豊山は山岳信仰の山で、朝日岳とともに高山植物が有名。なお、飯豊連峰と呼ばれるほど山容が大きく、万年雪も残るため登山には充分な装備が必要である。
会津地方の北西部、三国岳から飯豊山に、ひげのように細長く延びている県域がある。これは福島県側の地域住民の信仰上の理由で、ご神体となる飯豊山への参道を確保したためである。

磐梯吾妻・猪苗代地域
裏磐梯は磐梯高原とも呼ばれ、磐梯山の1888年(明治21年)7月の噴火により、北側への大規模な火山泥流となり河川を埋めて誕生したが、土砂・岩によって荒れた地域を観光地として再生させようと、遠藤現夢を始めとする
会津の有志達が私財を投げ打って植林をしたのが始まりである。現在は桧原湖、五色沼、雄国沼など風光明媚な観光地で、有料道路・遊歩道も整備され、夏は避暑地として、冬はスキー場として観光客が絶えない。磐梯山の火口跡
がなまなましい。
猪苗代湖は面積が日本4位(淡水湖では3位)の大湖で、面積が103平方キロメートル、深さは94メートルである。北岸近くに世界的な医学者、野口英世の生家がある。
吾妻山は那須火山帯(奥羽山脈)最大の火山群。福島・山形県境に沿って東西およそ20キロメートル、南北およそ10キロメートルにわたって標高2,000メートル級の火山が連なる山塊である。福島盆地から望める東部の吾妻小富士、
浄土平、一切経山などへは磐梯吾妻スカイラインで容易にアクセスできる観光地となっている。一切経山では噴気活動が確認されている活火山。
安達太良山は緩やかな山容で登山・トレッキングに人気が有るが、火口周辺では硫化ガス等火山ガスが噴出する注意を要する活火山である。

火山

月山、吾妻山、安達太良山、磐梯山、猫魔ヶ岳
 三陸復興国立公園           青森・岩手・宮城  1955年5月2日 指定時は陸中海岸国立公園、2013年5月24日に青森県部分を追加して改称  
三陸復興国立公園
Sanriku Fukko (Reconstruction) National Park


青森県、岩手県、宮城県にまたがる太平洋沿岸部
北緯39度39分00秒 東経141度58分53秒座標: 北緯39度39分00秒 東経141度58分53秒


三陸復興国立公園は青森県南部から宮城県の牡鹿半島に至る三陸海岸一帯を占める国立公園。東日本の国立公園では唯一ともいえる本格的な海岸公園である。管理上では北部の八戸・
宮古地区と南部の大船渡地区に分割される。面積は12,212 haである。

1955年(昭和30年)5月2日に陸中海岸国立公園として指定。2011年(平成23年)に発生した東日本大震災による津波で指定区域が大きな被害を受けたことを受け、震災からの復興および被害の伝承を目的として、
2013年(平成25年)5月24日[5]に、青森県の種差海岸階上岳県立公園及び八戸市鮫町の2地区を編入の上、現在の名称に改められた。

2015年(平成27年)3月31日、南三陸金華山国定公園を編入し、続けて宮城県内の県立公園を編入することも検討している。公園の名称は復興状況を見て、将来的にふさわしい名称を検討する。

三陸の豊かな自然や文化に触れるための遊歩道の整備のほか、震災により被害を受けたキャンプ場などを保存するなど、津波の脅威を学ぶことができる国立公園を目指す。





三陸復興国立公園は北部と南部で性格が異なる。北部は典型的な隆起海岸を成し、高さ50 - 200 mにも及ぶ大規模な海食断崖が連続し、その間に砂浜海岸が見られる。一方、宮古市以南は典型的なリアス式海岸であり、
陸地の沈降によって形成されている。

また、中小規模の半島が多く、比較的著名なものに重茂半島、船越半島、広田半島、牡鹿半島などがある。


景勝地

青森県
蕪島(八戸市)
種差海岸(八戸市)
階上岳(階上町)

岩手県
侍浜海岸(久慈市・陸中海岸国立公園時代の最北端)
小袖海岸(久慈市)
十府ヶ浦(野田村)
玉川海岸(野田村)
北山崎(田野畑村)
鵜ノ巣断崖(田野畑村)
田老海岸(宮古市)
三王岩(宮古市)
浄土ヶ浜(宮古市)
?ヶ崎(宮古市)
船越半島(山田町) 赤平金剛(山田町)

浪板海岸(大槌町)
御箱崎(釜石市)
三貫島(釜石市)
碁石海岸(大船渡市)
珊瑚島(大船渡市)
高田松原(陸前高田市)

宮城県
大理石海岸(気仙沼市)
巨釜半造(気仙沼市)
御崎(気仙沼市)
龍舞崎(気仙沼市大島)
岩井崎(気仙沼市・南三陸金華山国定公園を編入するまでの最南端)
田束山(気仙沼市・南三陸町)
横山不動尊・柳津虚空蔵尊(登米市)
コバルトライン(石巻市・女川町)
江島(女川町)
田代島(石巻市)
金華山(石巻市)




種差海岸にある三陸復興国立公園の名板
以前の名称「陸中海岸国立公園」は、「三陸」という呼称が全国的に定着しているため三陸海岸国立公園と誤用されることが多かった。そのため、より知名度が高く国民に認知されている「三陸海岸」への名称変更への運動が
行われていた。1999年(平成11年)には陸中海岸国立公園協会が名称変更を決定し、国への要請を行った。しかし、「陸前」「陸中」の二陸で青森の「陸奥」が入らない真の三陸ではないとして反対運動があり難航が続いた。

国立公園指定当初の区域は岩手県普代村から釜石市までの、文字通り陸中地区のみであったが、後に北は久慈市、南は宮城県気仙沼市(陸前)にまで指定区域が拡張されたため、陸中という名称が必ずしも適切ではなくなっていた。

2011年(平成23年)5月に環境省は陸中海岸国立公園と南三陸金華山国定公園に1つの青森県立自然公園、3つの宮城県立自然公園を加えて「三陸復興国立公園」に再編する構想を明らかにした。その後2013年(平成25年)5月24日
にひとまず青森県の県立公園を加えることで三陸復興国立公園がスタートし、名称問題は解決することになった。
 日光国立公園             福島・栃木・群馬  1934年12月4日          関東  日光国立公園
Nikk? National Park



栃木県、群馬県、福島県にまたがる那須火山帯に属する山岳地
北緯36度58分43秒 東経139度23分42秒座標: 北緯36度58分43秒 東経139度23分42秒



1934年12月4日に大雪山国立公園、阿寒国立公園、中部山岳国立公園、阿蘇くじゅう国立公園とともに指定された。当初は日光、尾瀬、奥鬼怒の三地域が指定されていたが、1950年に那須甲子・塩原、藤原、栗山、
足尾の四地域が追加された。2007年に尾瀬地域が尾瀬国立公園に分離されたため、現在は日光地域、鬼怒川・栗山地域、那須甲子・塩原地域の三地域から成る。
日光・鬼怒川・塩原・那須など栃木県の主な景勝地に加え、那須に隣接する福島県の甲子地域(旭岳、甲子高原)も指定区域に含まれている。


自然

那須火山帯に属する山岳地帯で、日光地域には男体山、女峰山、赤薙山といった成層火山が在るほか、溶岩ドームである大真名子山、小真名子山、太郎山や日光白根山や根名草山、鬼怒沼山、錫ヶ岳、皇海山などが、那須甲子地域には現在も噴煙をあげている茶臼岳を中心とする那須連山などがある。またこの山岳地域には中禅寺湖(1,162ha)、湯ノ湖、西ノ湖などの湖沼、華厳滝や竜頭滝、湯滝、霧降ノ滝などの瀑布といった名勝が数多く存在する。

温泉

鬼怒川、塩原、那須、日光湯元、湯西川、川治、奥鬼怒、女夫渕など多くの温泉が湧出し、公園利用の拠点となっている。

動植物

シラネアオイやオゼソウ、シブツアサツキ、コウシンソウなどの貴重な高山植物やツキノワグマ、ニホンジカ、ニホンカモシカ、ニホンザルといった野生動物も多い。日光市ではサルの餌付け禁止条例も出している。

火山[ソースを編集]
日光連山 男体山
女峰山
大真名子山
小真名子山
赤薙山
帝釈山
太郎山
山王帽子山
三岳
於呂倶羅山
温泉ヶ岳
金精山
根名草山
外山
白根隠山
五色山
前白根
奥白根

錫ヶ岳
皇海山
庚申山
袈裟丸山
那須岳 茶臼岳
朝日岳
三本槍岳

高原山 鶏頂山
釈迦ヶ岳
西平岳
     
     
 富士箱根伊豆国立公園     東京・神奈川・山梨・静岡   1936年2月1日 指定時は富士箱根国立公園、後に改称  富士箱根伊豆国立公園





神奈川県、静岡県、東京都、山梨県にまたがる富士山・箱根・伊豆半島・伊豆諸島の4地域
北緯34度40分00秒 東経139度00分00秒座標: 北緯34度40分00秒 東経139度00分00秒



富士山地域

富士山とその火山活動による地形。
富士山
富士五湖 本栖湖・精進湖・西湖・河口湖・山中湖

田貫湖
青木ヶ原
白糸ノ滝
小田貫湿原





箱根地域

箱根山とその火山活動による地形。
箱根山のカルデラや中央火口丘
芦ノ湖
箱根温泉

伊豆半島

切り立った海岸線。第四紀火山が浸食されて形成された山稜や、活動中の伊豆東部火山群による地形。
天城山
達磨山
大室山 (伊東市)
城ヶ崎海岸
井田火山
棚場火山
多賀火山

伊豆諸島の北部

八丈島以北の島々の海岸線や火山地形。
大島
利島
新島
式根島
神津島
三宅島
御蔵島
八丈島
八丈小島
 秩父多摩甲斐国立公園     埼玉・東京・山梨・長野  1950年12月4日 指定時は秩父多摩国立公園、後に改称  秩父多摩甲斐国立公園


埼玉県、東京都、山梨県、長野県にまたがる奥秩父山塊を中心とする山岳地
北緯35度52分08秒 東経138度56分45秒座標: 北緯35度52分08秒 東経138度56分45秒


秩父多摩甲斐国立公園(ちちぶたまかいこくりつこうえん、英語: Chichibu Tama Kai National Park)は、北奥千丈岳を最高峰とする奥秩父山塊を中心とする、埼玉県、山梨県、長野県、東京都に跨る国立公園。面積126,259ha。
日本百名山に数えられる金峰山、瑞牆山、大菩薩嶺、雲取山や、渓谷美で知られる西沢渓谷、東沢渓谷や御岳昇仙峡などがよく知られる。また三峰山(三峯神社)や御岳山(武蔵御嶽神社)でも有名。



奥秩父山塊を中心とした埼玉、東京、山梨、長野の一都三県に跨る国立公園で、1950年(昭和25年)7月10日に国立公園に指定された。指定当初より秩父多摩国立公園の名称であったが、同公園の指定エリア126,259ヘクタール中
の約37パーセント、46,834ヘクタールと最大の面積を占める山梨県の名称が冠されていないことから、名称変更の要望が山梨県により行われ、2000年(平成12年)8月10日に現在の秩父多摩甲斐国立公園に名称が変更された。

針葉樹を主体とする深い原生林と、西沢渓谷、御岳昇仙峡などの清流周辺の自然環境の美しさについて、大正から昭和にかけ活躍した登山家田部重治の著書により、緑の渓谷美としてその魅力を広く世に知らされた。
 南アルプス国立公園        山梨・長野・静岡  1964年6月1日  南アルプス国立公園



山梨県(韮崎市,南アルプス市,北杜市,早川町)、静岡県(静岡市,川根本町 )、長野県(伊那市,飯田市,大鹿村,富士見町)
北緯35度40分28秒
東経138度14分20秒



日本第二の高峰・北岳など、標高3000m級の山々が南北に連なる。1964年6月1日に指定された。面積は35,752haである。

公園内唯一の施設として、南アルプス芦安山岳館がある。2003年3月21日に開館した。南アルプスの登山の歴史などにまつわる品を展示している。

指定区域

主要な山の山域がその特別保護地区(Special Protection Zones)、その周辺の山域が特別地域(Special Zones)、池口岳から光岳にかけての山域が原生自然環境保全区域(Wilderness Area)に指定されている
国立公園内はマイカー規制されていて、一般車両が通行できる道路はない。国立公園内では、キャンプ指定地以外での幕営は禁止されている。キャンプ指定地は、 主な山小屋の周囲にある。





主な山がその特別保護地区に指定されている。

鋸岳
甲斐駒ヶ岳
アサヨ峰
鳳凰山
仙丈ヶ岳
北岳
間ノ岳
農鳥岳

広河内岳
塩見岳
荒川岳
赤石岳
兎岳
聖岳
上河内岳
光岳


主な河川

大井川
釜無川
野呂川(富士川水系早川の上流部)
     
     
 小笠原国立公園          東京  1972年10月16日  
小笠原国立公園
Ogasawara National Park


東京都小笠原村(父島列島、母島列島、聟島列島、西之島、北硫黄島)
北緯27度02分16秒
東経142度10分30秒

小笠原国立公園は、東京都の小笠原諸島を中心とした国立公園。指定区域総面積6,629haは日本の国立公園の中で最小[1]であり、なおかつ公園指定範囲は全て小笠原村内にあり、単一行政単位(市町村)内のみで構成される
日本唯一の国立公園である。小笠原諸島のうち立ち入りが制限されている硫黄島と南硫黄島を除く全ての島嶼が指定されている。また、孤立島の沖ノ鳥島と南鳥島は含まれない。
 尾瀬国立公園           福島・栃木・群馬・新潟  2007年8月30日 日光国立公園から尾瀬地域を分離  尾瀬国立公園
Oze National Park


群馬県、福島県、新潟県、栃木県にまたがる山岳地や高層湿原
北緯36度55分38秒 東経139度18分58秒座標: 北緯36度55分38秒 東経139度18分58秒


尾瀬国立公園は、福島県、栃木県、群馬県、新潟県の4県にまたがる国立公園である。2007年8月30日に日光国立公園から尾瀬地域25,203ha(現・尾瀬国立公園の67.75%にあたる)を分割し、会津駒ヶ岳、田代山、
帝釈山など周辺地域を編入する形で指定された。釧路湿原国立公園以来20年ぶりに新設された29番目の国立公園である。総面積は37,200haである。



景勝地

会津駒ヶ岳
田代山湿原
帝釈山
三条の滝
至仏山
燧ヶ岳
大江湿原
アヤメ平
 中部山岳国立公園       新潟・富山・長野・岐阜  1934年12月4日 中部  中部山岳国立公園
Ch?bu-Sangaku National Park


新潟県、富山県、長野県、岐阜県にまたがる北アルプスの主な山域
北緯36度17分21秒 東経137度38分53秒座標: 北緯36度17分21秒 東経137度38分53秒

中部山岳国立公園(ちゅうぶさんがくこくりつこうえん)は、長野県、岐阜県、富山県、新潟県にまたがる飛騨山脈(北アルプス)を中心とした国立公園。


自然

公園には以下の特別天然記念物がある。その指定日を下表に示す。
白馬連山高山植物帯 - 白馬岳と五竜岳周辺の大規模な高山植物の群落。超塩基性の蛇紋岩の地質の場所があり、400種以上の高山植物の宝庫となっている
薬師岳の圏谷群 - 薬師岳の東面上部の4つの圏谷(カール)群。
上高地 - 梓川上流部流域の上高地。
白骨温泉の噴湯丘と球状石灰石 - 白骨温泉とその沈殿物。
黒部峡谷 附 猿飛並びに奥鐘山 - 黒部峡谷の爆布、漢流、深淵など。
ライチョウ - 公園内の高山帯に生息する。
カモシカ - 公園内の山地に生息する。



称名滝(立山町)
天然記念物[編集]
称名滝(富山県中新川郡立山町)
立山の山崎圏谷(富山県中新川郡立山町)
高瀬渓谷の噴湯丘と球状石灰石(長野県大町市)
中房温泉の膠状珪酸および珪華(長野県安曇野市)


哺乳類

公園の山域には、ニホンツキノワグマ、ホンドオコジョ、ニホンカモシカ、ニホンザル、ホンドギツネ、ニホンリスなどの哺乳類が生息する。

鳥類

ライチョウは、立山、白馬岳、大天井岳などのハイマツの自生地周辺の高山帯に生息する。国の特別天然記念物のライチョウは富山県の県の鳥に指定されていて[29]、環境省のレッドリストの危急種の指定を受けている[30]。また高山帯ではイワヒバリやホシガラスなど、亜高山帯ではウグイス、コガラ、ルリビタキなどが見られる[31]。

高山蝶

公園の区域には、以下の9種の高山蝶が生息している。高山蝶とは、一般に「全生活史を通じて高山帯や亜高山帯で生活する蝶」のことであり、日本には13種が生息している[32]。山岳写真家であった田淵行男が常念岳周辺の高山蝶の研究を行っている[33]。大部分の種が環境省や各都道府県のレッドリストの指定を受けていて、絶滅が危惧されている[34]。アサギマダラやキアゲハなどが高山帯へ飛来することがある[35]。


レッドリスト(環境省・都道府県)

高山帯 ミヤマモンキチョウ シロチョウ科 準絶滅危惧(環境省、富山・岐阜・長野)
タカネヒカゲ ジャノメチョウ科
亜高山帯 ベニヒカゲ ジャノメチョウ科 準絶滅危惧(環境省・新潟県)
クモマベニヒカゲ
クモマツマキチョウ シロチョウ科 絶滅危惧(新潟)、危急種(富山)、準絶滅危惧(環境省、長野・岐阜)
ミヤマシロチョウ 絶滅危惧(長野)、危急種(環境省)
タカネキマダラセセリ セセリチョウ科 準絶滅危惧(環境省、岐阜・長野)
オオイチモンジ タテハチョウ科 危急種(環境省)、準絶滅危惧(長野・岐阜)
コヒオドシ 準絶滅危惧(長野)

植物

公園の区域に生育する多数の高山植物など植物が、国立公園特別地域内指定植物に指定されている。上高地では春にニリンソウなどの花が見られ、山上の高山帯では雪解けとともに次々と様々な高山植物が花を咲かせる。
白馬岳、蓮華岳、燕岳、大天井岳などの砂礫の稜線上の風衝地には、「高山植物の女王」と呼ばれているコマクサが群落をつくる

アカバナ科 - ヤナギラン
イワウメ科 - イワウチワ、イワウメ、コイワカガミ
オトギリソウ科 - シナノオトギリ
ガンコウラン科 - ガンコウラン
キク科 - ウサギギク、ウスユキソウ、オタカラコウ、タカネニガナ、ミネウスユキソウ、ミヤマアキノキリンソウ
キンポウゲ科 - アズマイチゲ、サンリンソウ、シナノキンバイ、シラネアオイ、ハクサンイチゲ、ヒメイチゲ、ホソバトリカブト、ミヤマキンポウゲ、ミヤマオダマキ、リュウキンカ、レイジンソウ
ケシ科 - コマクサ
ゴマノハグサ科 - ウルップソウ、ヨツバシオガマ
サクラソウ科 - オオサクラソウ、ツマトリソウ、ハクサンコザクラ
サトイモ科 - ミズバショウ
スイカズラ科 - オオヒョウタンボク、リンネソウ
スミレ科 - キバナノコマノツメ、タカネスミレ
タデ科 - ウラジロタデ、オンタデ
タヌキモ科 - ムシトリスミレ
ツツジ科 - アオノツガザクラ、アカモノ、イワヒゲ、キバナシャクナゲ、コケモモ、サラサドウダン、ハクサンシャクナゲ
ナデシコ科 - シナノナデシコ、センジュガンピ、タカネツメクサ、タカネナデシコ
バラ科 - チョウノスケソウ、チングルマ、ミヤマダイコンソウ、ミヤマキンバイ
ヒカリゴケ科 - ヒカリゴケ
フウロソウ科 - タカネグンナイフウロ、ハクサンフウロ
ベンケイソウ科 - イワベンケイ
マツ科 - ハイマツ
マツムシソウ科 - タカネマツムシソウ
メギ科 - サンカヨウ、トガクシショウマ
モクレン科 - オオヤマレンゲ
モウセンゴケ科 - モウセンゴケ
ユキノシタ科 - ウメバチソウ、シコタンソウ、ダイモンジソウ
ユリ科 - エンレイソウ、カタクリ、キヌガサソウ、クルマユリ、コバイケイソウ、ニッコウキスゲ、ミヤマクロユリ
ラン科 - ウルップソウ、テガタチドリ、ハクサンチドリ
リンドウ科 - オヤマリンドウ、タテヤマリンドウ、トウヤクリンドウ





西の位山がら望む飛騨山脈。剱岳から乗鞍岳へと連なる山並み
総面積は174,323 haであり、約89 %が国有地、約37 %がその特別保護地区になっている。白馬岳周辺のごく一部の山域のみが新潟県に位置する。




朝日岳 あさひだけ 2,417 後立山連峰 新潟県
富山県 日本三百名山
白馬岳 しろうまだけ 2,932 後立山連峰 長野県
富山県 日本百名山
白馬大雪渓
唐松岳 からまつだけ 2,696 後立山連峰 長野県
富山県 日本三百名山
五竜岳 ごりゅうだけ 2,814 後立山連峰 長野県
富山県 日本百名山
鹿島槍ヶ岳 かしまやりだけ 2,889 後立山連峰 長野県
富山県 日本百名山
爺ヶ岳 じいがたけ 2,670 後立山連峰 長野県
富山県 日本三百名山
針ノ木岳 はりのきだけ 2,821 後立山連峰 長野県
富山県 日本二百名山
針ノ木雪渓 Mount
毛勝山 けかちやま 2,414 立山連峰 富山県 日本二百名山
毛勝三山
剱岳 つるぎだけ 2,999 立山連峰 富山県 日本百名山
剱沢雪渓
奥大日岳 おくだいにちだけ 2,616 立山連峰 富山県 日本二百名山
立山 たてやま 3,015 立山連峰 富山県 日本百名山
富山県の最高峰 20
薬師岳 やくしだけ 2,926 立山連峰 富山県 日本百名山
黒部五郎岳 くろべごろうだけ 2,840 立山連峰 富山県
岐阜県 日本百名山
赤牛岳 あかうしだけ 2,864 飛騨山脈
読売新道 富山県
長野県 日本二百名山
水晶岳 すいしょうだけ 2,986 飛騨山脈
読売新道 富山県
長野県 日本百名山
蓮華岳 れんげだけ 2,799 飛騨山脈主稜
裏銀座 富山県
長野県 日本三百名山
烏帽子岳 れんげだけ 2,628 飛騨山脈主稜
裏銀座 富山県
長野県 日本三百名山
野口五郎岳 のぐちごろうだけ 2,924 飛騨山脈主稜
裏銀座 富山県
長野県 日本三百名山
鷲羽岳 わしばだけ 2,924 飛騨山脈主稜
裏銀座 富山県
長野県 日本百名山
三俣蓮華岳 みつまたれんげだけ 2,841 飛騨山脈主稜
裏銀座 富山県
長野県
岐阜県 日本三百名山
三国境
双六岳 すごろくだけ 2,860 飛騨山脈主稜
裏銀座 富山県
長野県 双六小屋
餓鬼岳 がきだけ 2,647 常念山脈 長野県 日本二百名山
燕岳 つばくろだけ 2,763 常念山脈 長野県 日本二百名山
大天井岳 おてんしょうだけ 2,922 常念山脈 長野県 日本二百名山
常念岳 じょうねんだけ 2,857 常念山脈 長野県 日本百名山
霞沢岳 かすみざわだけ 2,646 常念山脈 長野県 日本二百名山
笠ヶ岳 かさがだけ 2,897 飛騨山脈 岐阜県 日本百名山
槍ヶ岳 やりがだけ 3,180 飛騨山脈主稜 長野県
岐阜県 日本百名山
穂高岳 ほたかだけ 3,190 飛騨山脈主稜 長野県
岐阜県 日本百名山
中部山岳国立公園の最高峰
西穂高岳 にしほたかだけ 2,909 飛騨山脈主稜 長野県
岐阜県 西穂山荘
焼岳 やけだけ 2,455 飛騨山脈主稜 長野県
岐阜県 日本百名山
乗鞍岳 のりくらだけ 3,026 飛騨山脈主稜 長野県
岐阜県 日本百名山
五色ヶ原 (乗鞍岳)




活火山

活火山である焼岳北峰の噴気口から発生する火山ガス立山火山 - 別称は「弥陀ヶ原火山」。
焼岳 - 1915年6月6日に大爆発を起こし泥流が梓川を堰き止めて大正池が形成された。2011年11月に気象庁が、噴火予報(噴火警戒レベル1、平常)の継続を発表した[42]。北峰の山頂部では火山ガス、硫黄が発生している。
山頂部には火口湖があり、南峰は崩落等の危険があり、立入りが禁止されている。
アカンダナ山 - 2003年に気象庁が、焼岳と別の火山の分類とした。
乗鞍岳 - 山頂部には12の火口湖がある。2011年11月に気象庁が、噴火予報(噴火警戒レベル1、平常)の継続を発表した


高原
栂池高原
上高地(河童橋で有名)
乗鞍高原

河川


上空からの黒部川源流部と飛騨山脈。上部左が立山連峰、上部右が後立山連峰。
公園内には以下の河川が流れ、飛騨山脈がその上流域である[1]。飛騨川のみが太平洋へ流れ、その他は日本海へ流れる。
姫川 松川 - 白馬岳と唐松岳を源とし、上流部には白馬大雪渓がある。

信濃川水系 高瀬川 - 上流部には1979年に完成した東京電力の発電用の高瀬ダムがある。
梓川 - 槍ヶ岳や穂高岳などを源とする。流域上部にある上高地は、日本有数の景勝地の一つである。

飛騨川 - 乗鞍岳を源とする。
神通川 高原川 - 槍ヶ岳、穂高岳、笠ヶ岳などを源とする。

常願寺川 - 立山や薬師岳を源とする。上流部に北陸電力の発電用の有峰ダムおよび称名滝がある。
早月川 - 剱岳を源とする。
片貝川 - 毛勝三山を源とする。
黒部川 - 黒部峡谷の深い峡谷には、「下の廊下」と「上の廊下」がある。1963年に完成した関西電力の発電用の黒部ダムは、立山黒部アルペンルートの観光スポットの一つとなっている。


ダム湖

公園内には発電用の大規模なダム湖がある。
黒部湖
有峰湖
高瀬湖
七倉ダム - 高瀬湖の下流にある。


湖沼

公園内の山上には多数の湖沼や火口湖がある。
風吹大池
白馬大池
長池 - 鉢ヶ岳の南。
冷池、種池 - 爺ヶ岳周辺。
仙人池 - 剱岳の仙人池ヒュッテ脇にある。
硯ヶ池 - 別山頂上部にある。
ミクリガ池、ミドリガ池、リンドウ池、血の池 - 立山室堂にある火口湖。
四十八池 - 烏帽子岳の山頂直下東[44]。
五郎池 - 野口五郎岳の西山腹。
竜晶池 - 高天原の北の夢ノ平。
水晶池 - 水晶岳と高天原温泉との間。
鷲羽池 - 鷲羽岳の山頂直下。
双六池 - 双六小屋の南隣。
鏡池 - 鏡平山荘脇にあり、池面に映る槍ヶ岳の展望ポイントとなっている[45]。
天狗池 - 梓川の上流部槍沢の天狗原にある。
北穂高池 - 北穂高岳の北東山腹にある。
奥又白池 - 前穂高岳の東山腹にある。
ひょうたん池 - 明神岳の南東山腹にある。
明神池 - 上高地明神が入り口。明神橋を渡りの梓川対岸にある。
大正池、田代池 - 上高地の梓川にある。
焼岳の火口湖
乗鞍岳の火口湖 - 山頂部に権現池、五ノ池などの12の火口湖がある。




称名滝 - 落差350 m、国の天然記念物、日本の滝百選、称名川
平湯大滝 - 落差64 m、日本の滝百選、高原川
三本滝 - 落差50 m、日本の滝百選、小大野川(梓川の支流)


温泉

国の特別天然記念物の白骨温泉の共同浴場
公園内の多くの温泉は山の奥地にある秘湯となっている。
蓮華温泉 - 乗鞍岳の北山腹
白馬鑓温泉 - 白馬鑓ヶ岳の南東山腹
鐘釣温泉、祖母谷温泉、名剣温泉、阿曽原温泉 - 黒部峡谷
地獄谷温泉 - 立山室堂
高天原温泉 - 水晶岳の北西の温泉沢
湯俣温泉 - 高瀬渓谷の噴湯丘と球状石灰石の天然記念物
上高地温泉 - 上高地の梓川右岸
中の湯温泉 - 焼岳の南東山腹
坂巻温泉 - 霞沢岳の南西山麓の梓川右岸
白骨温泉 - 白骨温泉の噴湯丘と球状石灰石の特別天然記念物
     
     
 伊勢志摩国立公園        三重  1946年11月20日  伊勢志摩国立公園


三重県志摩半島一帯
北緯34度27分18秒 東経136度43分33秒座標: 北緯34度27分18秒 東経136度43分33秒



伊勢志摩国立公園は、三重県志摩半島一帯からなる国立公園。1946年11月20日に指定された。リアス式海岸と温暖な気候による植生が特徴で、英虞湾、的矢湾、五ヶ所湾など深い入り江が多い。

日本の国立公園の面積の約60%が国有地であるが、鳥羽市・志摩市の市街地のほかに神路山などの伊勢神宮の宮域林5,500haを含む伊勢志摩国立公園では90%以上が私有地である。年間訪問者は1017.6万人(2002年)。
生活圏と重なるため、日本の国立公園の中では最も人口が多い



伊勢志摩国立公園は観光客の増加を期待し、戦前に鳥羽と志摩が吉野熊野国立公園の区域拡大を求めたことに始まる。1942年に独立した志摩国立公園の計画に変更されたが、当初の計画では宇治山田市(現伊勢市)を含まなかった。
太平洋戦争の戦況が悪化し、計画は頓挫したかのように見えた。
1945年の敗戦直後から厚生省が国立公園事務を再開し、翌1946年4月に厚生省石神甲子郎技師が志摩国立公園の候補地を視察した。政教分離のためにGHQが神宮を過剰に解体してしまうことが危惧され、宇治山田市議会が宇治山田市
と度会郡沼木村(のちに伊勢市)を追加することを決議した。5月には神宮の宮域林を含む範囲が申請区域に追加され、伊勢志摩国立公園の計画に変更された。鳥羽・志摩では英虞湾が真珠の主要産地であることをアピールする
ためにGHQ要人の夫人へ真珠のネックレスなどを贈与し便宜を求めた[8]。これとは別に神宮側が懸命に説得したこともあり戦後初の国立公園として伊勢志摩国立公園が誕生した。



リアス式海岸や海食崖、日本最大の隆起海食台地[10]などの海岸地形に特色がある。



神島鳥羽湾
生浦湾
的矢湾 
英虞湾
五ヶ所湾
贄湾
神前湾


神島
答志島
菅島
坂手島
大築海島
小築海島
渡鹿野島
間崎島
賢島 
和具大島 - 志摩町和具の沖あいにある島
見江島



神前岬
鎧崎(鳥羽市国崎町)
安乗崎(志摩市阿児町安乗)
大王崎(志摩市大王町波切)
麦崎(志摩市志摩町片田)
御座岬(志摩市志摩町御座)

植生・動物

内陸部は伊勢神宮の神宮林(宮域林)のジングウスギや常緑広葉樹と針葉樹の成す針広混交林や国の天然記念物に指定されている「暖地性シダ群落」などの貴重な自然が残る

山中にはシカ・イノシシ・ニホンザルなどが生息し、三重県道32号伊勢磯部線(伊勢道路)等の山中を通る道路で時折遭遇する。

沿岸部はハマユウ・ハマナデシコなどの暖地性海浜植物が咲き、ウミネコ・セグロカモメなどの海鳥が舞う[6]。カモメは鳥羽市の鳥に指定されている。

参観灯台


安乗埼灯台大王埼灯台(志摩市大王町) - 日本の灯台50選
安乗埼灯台・安乗崎園地(志摩市阿児町) - 日本の灯台50選

展望台[編集]
朝熊山頂展望台(伊勢市)
日和山展望台(鳥羽市)
太平洋側 鳥羽展望台(鳥羽市、パールロード)
崎山公園(志摩市大王町) - 大王崎にある公園
南海展望台(南伊勢町礫浦)
鵜倉園地(南伊勢町道行竈)

内海側 横山展望台(志摩市阿児町) 英虞湾を北から見る展望台
西山展望台(志摩市阿児町) 英虞湾を北東から見る展望台(夕日100選)
登茂山展望台(志摩市大王町)英虞湾を東北東から見る展望台 
桐垣展望台(志摩市大王町) 英虞湾を東から見る展望台



観光地


御座白浜伊勢神宮
二見浦
御座白浜海水浴場
国府白浜
鳥羽水族館
ミキモト真珠島
合歓の郷
朝熊山(伊勢志摩スカイライン)
青峰山
 上信越高原国立公園       群馬・新潟・長野  1949年9月7日  上信越高原国立公園
J?shin'etsu-k?gen National Park


群馬県、新潟県、長野県にまたがる山岳部および高層湿原
北緯36度37分30秒 東経138度37分30秒座標: 北緯36度37分30秒 東経138度37分30秒


群馬県と新潟県の県境にある三国山脈南西部の志賀高原を中心とする高層湿原や浅間、本白根、草津など今なお活発な火山活動地域を含み、苗場などの火山が集まる、日本で最も火山の密集した地域となっている。


三国山脈南西部

谷川岳・本白根山・白砂山・岩菅山・四阿山・浅間山・烏帽子岳・苗場山と清水峠西部・三国峠・鳥居峠・碓氷峠西部・軽井沢周辺・草津周辺と志賀高原一帯

火山

鳥甲岳、毛無山、草津白根山、志賀高原、四阿山、烏帽子岳、浅間山
 白山国立公園           富山・石川・福井・岐阜  1962年11月12日 白山国定公園から昇格  白山国立公園
Hakusan National Park


富山県、石川県、福井県、岐阜県にまたがる両白山地の主な山域[1]
北緯36度09分18秒 東経136度46分17秒座標: 北緯36度09分18秒 東経136度46分17秒

白山国立公園(はくさんこくりつこうえん)は、富山県、石川県、福井県、岐阜県の4県にまたがる白山を中心とした国立公園である。


ハイマツ帯の弥陀ヶ原から望む白山、周辺の登山道では木道が敷設され踏みつけによる高山植物への保護が行われている。
1955年7月1日に白山国定公園として国定公園に指定。1962年11月12日 国立公園に変更。指定面積は47,700 haで、約66 %が国有地、約37 %がその特別保護地区になっている。白山の最高峰である標高2,702 mの御前峰(ごぜんがみね)[2]を中心に東西約20 km、南北40 kmに及ぶ両白山地の主要な山域が指定区域である。

白山は泰澄が、717年(養老元年)が開山し、832年(天長9年)に越前・加賀・美濃の三方から白山への登拝道(禅定道)が開かれた。それぞれの禅定道の起点は、平泉寺白山神社、白山比盗_社、長滝白山神社である。白山の山頂には、718年(養老2年)に建立された白山比盗_社の奥宮がある[3]。古来から信仰の山とされ、立山、富士山と共に日本三名山とされている。禅定道の一部は現在も登山道として利用されている。

自然

周辺は日本海側に位置する豪雪地帯であり、白山市と白川村は「豪雪地帯対策特別措置法」により特別豪雪地帯に指定されている。区域外周辺には多数のスキー場がある。山腹では植林開発がされず、日本有数のブナ林が残されている山域である。室堂の下部付近から上は、森林限界のハイマツ帯となっている。活火山である白山の山頂部には、翠ヶ池(みどりがいけ)、紺屋ヶ池(こんやがいけ)などの7つの火口湖がある。室堂周辺などでは雪解けとともに多くの高山植物が次々と開花する。白山は高山植物の宝庫として知られ[4]、『花の百名山』のひとつである[5]。

天然記念物
石徹白の大杉 - 美濃禅定道にある国の特別天然記念物。樹齢1,800余年と推定されるスギの古木。
岩間の噴泉塔群 - 岩間温泉の上流部にある噴泉塔群

動植物

区域の山腹にはブナ林などの天然林が多く、野生の動物が生息している。2009年6月2日にかつては生息していた氷河期の生き残りとされる区域で絶滅したライチョウの雌一羽が確認され、北アルプスから飛来したものと推定されている[6]。
イヌワシ
ツキノワグマ
ニホンカモシカ - 1955年に国の特別天然記念物に指定された日本の固有種である。

植物

区域に生育する多数の植物が、国立公園特別地域内指定植物に指定されている[7]。
クロユリ - 石川県の郷土の花であり、日本有数の群生地である[8]。
ブナ
ニッコウキスゲ
ゴゼンタチバナ - 和名は白山の御前峰に由来する。
ハクサンコザクラ - 古来から信仰の山として登拝されていたことから、分布する20種以上の高山植物の和名に「ハクサン」が付けられている。


火山

白山山頂部にある火口湖の翠ヶ池(みどりがいけ)
白山は活火山であり、気象庁などが、地震計、空振計、遠望カメラにより火山活動の監視・観測を行っている[9]。2011年10月現在、火山活動に特段の変化はなく、噴火警戒レベル1(平常)で火口周辺に影響を及ぼす噴火の兆候は確認されていない[10]。区域内には、鳩ヶ湯、中宮温泉、岩間温泉、新岩間温泉などの温泉がある。
白山 - 1659年(万治2年)の噴火が最近の噴火である。
経ヶ岳 - 南東斜面には火口壁が見られる。
大日ヶ岳




手取川水系の尾添川上流部にある百四丈滝
区域内には日本の滝百選に選定されている「姥ヶ滝」などの滝がある。
姥ヶ滝 - 落差111 m、幅41 m
百四丈滝 - 落差90 m、幅10 m
白水滝 - 落差76 m、幅8 m
不動滝 - 柳谷の源流部にある三段の滝
ふくべの大滝 - 落差86 m
しりたかの滝


河川


庄川水系の大白川の上流部にある白水湖と別山犀川
尾添川などの手取川水系
庄川 - 支流の大白川の上流部には、白水滝と白水湖がある。
九頭竜川
長良川 - 大日ヶ岳がその源流となる山である。
 妙高戸隠連山国立公園      新潟・長野  2015年3月27日 上信越高原国立公園から分離  妙高戸隠連山国立公園
My?k?-Togakushi Renzan National Park


長野県北部から新潟県にまたがり、野尻湖や妙高、戸隠を中心とする山々からなる。当初の上信越高原国立公園指定地域である三国山脈・志賀高原・浅間山地域とは大きく離れた飛地で、性格が全く異なる地域として分離指定された。
     
     
 吉野熊野国立公園         三重・奈良・和歌山  1936年2月1日 近畿  吉野熊野国立公園
Yoshino-Kumano National Park



奈良県、三重県、和歌山県にまたがる紀伊半島の山岳部、河谷部および海岸部
北緯33度47分56秒 東経135度56分24秒座標: 北緯33度47分56秒 東経135度56分24秒

吉野熊野国立公園(よしのくまのこくりつこうえん)は、奈良県・三重県・和歌山県の紀伊半島3県に跨がる国立公園である。総面積61,406haで、その過半は奈良県に属する。1936年2月1日に指定された。



紀伊半島の中央部から南西岸までの山岳・河川・海岸の自然に恵まれた、広大な地域を占める公園。

大きく3つの部分に分かれており、吉野・大峯山を中心とする山岳部、熊野川とその支流北山川流域からなる河谷部、熊野灘や枯木灘に面し、那智山一帯を含む海岸部からなる。以下では、個別に解説をくわえる。
公園区域 - 59,798ha(奈良県31,313ha、三重県16,982ha、和歌山県11,503ha) 特別保護地区 - 4,308ha(奈良県3,308ha、三重県885ha、和歌山県115ha)
特別地域 - 15,787ha(奈良県6,588ha、三重県4,744ha、和歌山県4,455ha)
普通地域 - 39,703ha(奈良県21,417ha、三重県11,353ha、和歌山県6,933ha)



山岳部

山岳部は大きく分けると大峰山脈(大峯山脈)と大台ヶ原一帯(台高山脈)に分けられる。地質的には、主に古生代、中生代の変成岩などから成る山岳地帯である。
山岳部の北端は、仏教史跡と寺院、桜の名所として知られる吉野山である。ここから、標高1914.6mの八剣山(仏経ヶ岳)を最高峰として山上ヶ岳、大普賢岳、弥山、釈迦ヶ岳、涅槃岳などが南に連なるが、これらの山々は古来大峯奥駈道と呼ばれる修験道の行場であり、関連する社寺や文化財・史跡が多い。なかでも、熊野三山(熊野本宮大社、熊野速玉大社、熊野那智大社)は、世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」に登録(2004年7月1日)されたことで、一層広く知られるようになった。

大台ヶ原は、標高1500m前後に広がる、日本では希な非火山性の隆起準平原で、広大なブナやトウヒなどの原生的な樹林が残るほか、シカやカモシカなどの大型哺乳類を初め、多くの鳥類、両生類、昆虫類などが棲息する。シャクナゲの自生地が有名だが、シカによる食害が深刻である。
大峰山脈(大峯山脈) 吉野山
大峰山 山上ヶ岳(女人禁制)
稲村ヶ岳(女人大峯)
弥山
八剣山(八経ヶ岳、あるいは仏経ヶ岳)
釈迦ヶ岳


大台ヶ原山 大杉谷


河谷部

紀伊半島は日本でも有数の多雨地帯であるが、河谷部を構成する熊野川とその支流の北山川も、その源流は大峰山脈・大台ヶ原である。特に北山川は、その中・下流域において激しく浸食と蛇行を繰り返し、深いV字谷を刻む。九里峡から奥の渓谷は瀞峡(どろきょう)の名で名高い。下流から下瀞・上瀞・奥瀞に分かれるが、瀞八丁として知られる瀞峡は、景勝地としてよく知られている。熊野川本流との合流後も、新宮市内の千穂ヶ峯付近まで、侵食崖や岩壁にかかる滝などの景観が続き、訪れる者の目を楽しませる。
熊野川
北山川 瀞峡



海岸部

海岸部には、海食や地質活動の結果生じた、変化に富んだ奇観が多数見られる。海岸部の景観は大きく分けると以下の3つの部分に大別できる。尾鷲から鬼ヶ城にかけての主として三重県部分はリアス式海岸をなし、鬼ヶ城から新宮までの七里御浜は直線的で防潮防風の海岸林を備えた礫浜となっている。

新宮から勝浦湾を経て本州最南端の潮岬までは特に屈曲の多いリアス式海岸の景観を見せるとともに、太平洋岸には海蝕地形(海蝕洞・海蝕崖)がよく発達しているのを見ることが出来る。

この地域は熊野灘・枯木灘を流れる黒潮の影響を受けて温暖である。暖帯常緑広葉樹林(照葉樹林)が分布しており、その林床にはリュウビンタイやユノミネシダなど、本来は亜熱帯を本拠とする植物も生育するほどである。

また、串本近辺の海域は海中景観に優れ、日本で初めての海中公園に指定された。イシサンゴ類や熱帯魚類が見られるほか、とりわけ潮岬の周辺や二木島付近ではサンゴが広範に生息している。

那智勝浦の内陸部にある那智山一帯は、那智原始林の深い自然林を擁し、単一の落差日本最長の那智滝がある。また、那智滝を神体とする自然信仰を基盤とした聖地でもあり、古来の様相を今に伝えている。

2015年9月24日より、和歌山県内の二つの県立自然公園(熊野枯木灘海岸県立自然公園、田辺南部白浜海岸県立自然公園)の公園地域が編入された。これにより、千里の浜(みなべ町)、天神崎、神島、奇絶峡(田辺市)、三段壁、千畳敷、志原海岸(白浜町)、江須崎、黒島、枯木灘海岸一帯(すさみ町)などが同公園に含まれた。
楯ヶ崎
七里御浜 鬼ヶ城

荒船海岸
潮岬、紀伊大島 橋杭岩
海金剛

紀の松島
串本海中公園
那智山 那智滝
那智原始林
枯木灘海岸
志原海岸
三段壁
千畳敷
天神崎
神島
奇絶峡


観光名所

寺社

金峯山寺
熊野三山
青岸渡寺

温泉

洞川温泉
川湯温泉
湯の峰温泉
南紀勝浦温泉
南紀白浜温泉
 山陰海岸国立公園         京都・兵庫・鳥取  1963年7月15日 山陰海岸国定公園から昇格  山陰海岸国立公園
Sanin Kaigan National Park

京都府、兵庫県、鳥取県にまたがる日本海沿岸部[1]
北緯35度38分24秒 東経134度55分48秒座標: 北緯35度38分24秒 東経134度55分48秒


山陰海岸国立公園は、京都府丹後の網野海岸から兵庫県の但馬御火浦を経て鳥取県東部の鳥取砂丘までの日本海に面する75kmの海岸線を中心とする日本の国立公園。
当公園を中核とするエリアが世界ジオパーク「山陰海岸ジオパーク」に認定されている。

鳥取県鳥取砂丘(日本最大の砂丘、国の天然記念物)
浦富海岸(国の名勝、日本の白砂青松100選、日本の渚100選) - 千貫松島、菜種島、菜種五島、千貫松島、竜神洞、観音浦、西蓬莱島、太郎兵衛島、鴨ヶ磯海岸、黒島、白粉の断崖、水尻洞門、駱駝島、石垣島、岩燕洞門
兵庫県但馬海岸 居組海岸 - 汐吹崎、居組県民サンビーチ、日本洞門、亀山洞門、居組白島
諸寄海岸 - 諸寄東ノ洞門、諸寄西ノ洞門、高さ180mの千賊断崖、諸寄海水浴場など
浜坂海岸 - 大振島、東の洞門、矢城ヶ鼻、浜坂県民サンビーチ(日本の白砂青松100選)
但馬御火浦(国の名勝及び天然記念物) - 鬼門崎、龍宮洞門、通天洞門、三尾ノ松島・三尾大島(玄武岩柱状節理の島)、十字洞門、下荒洞門 、鋸岬、旭洞門、釣鐘洞門(世界最大の洞門)、伊笹崎
香住海岸(国の名勝) - 鎧の袖(国の天然記念物。200mにわたる高さ65mの柱状節理の海蝕断崖)、兄弟赤島、但馬松島、香住浜、白石島、黒島 佐津海岸 - 今子浦、臼ヶ浦島、安木浜

竹野海岸 - 浜須井、宇日流紋岩の流理、淀の洞門、切浜、はさかり岩、弁天浜、猫崎、竹野浜(日本の渚100選)、冠島
日和山海岸 - 後ヶ島
津居山海岸 - 気比の浜

玄武洞公園(国の天然記念物) - 玄武洞、青龍洞、白虎洞、南朱雀洞、北朱雀洞
京都府浜詰海岸(別名「夕日ヶ浦」、日本の夕陽百選)
丹後砂丘
 大山隠岐国立公園         鳥取・島根・岡山  1936年2月1日 中国四国 指定時大山国立公園、後に改称  大山隠岐国立公園
Daisen-Oki National Park


鳥取県、島根県、岡山県にまたがる山岳部、海岸部および島嶼部[1][2][3]
北緯35度22分16秒 東経133度32分24秒座標: 北緯35度22分16秒 東経133度32分24秒


大山隠岐国立公園(だいせんおきこくりつこうえん)は、鳥取県・島根県・岡山県の3県にまたがって所在する国立公園。元々は1936年2月1日に十和田国立公園(現・十和田八幡平国立公園)、吉野熊野国立公園、
富士箱根国立公園(現・富士箱根伊豆国立公園)とともに大山を中心とする限られた地域が指定されたのが始まりである。
面積は69,410.5ha(陸域:35,353ha、海域:34,057.5ha)で、陸域では国有地、公有地が半分近くを占める。大山や蒜山、三瓶山などの山岳景観と島根半島、隠岐島などの海岸景観との調和が取れた公園で、
山陰の中央部を代表する景勝地が集結している。

大山隠岐国立公園は大きく分けると、
大山蒜山地域
隠岐地域
島根半島地域
三瓶山地域 の4箇所に分かれそれぞれ個性が異なっている。





大山最高峰。大山(鳥取県) 中国地方最高峰(標高1,729m)で、伯耆富士や出雲富士との異名を取る火山である。西側からは優美な山容を誇り、山麓に桝水高原などが広がる一方で、南側は険しい山容を見せ、対照的。古代から山岳信仰や修験道の聖地としても名高く、大山寺や大神山神社などが建立された。
蒜山(岡山県) 上蒜山、中蒜山、下蒜山の総称。大山とは対照的に穏やかな山容を見せ、ブナの原生林が広がり南麓には大規模な蒜山高原が発達している。一方、北麓は険しい断崖がそそり立つ。
毛無山 (岡山県・鳥取県) 広大なブナ林が美しい1.000m級の山
宝仏山(鳥取県)
三徳山(鳥取県) 大山、蒜山等と同じ火山による地形的特徴があり、中国地方では特徴的な自然林があり、また、それらを背景に信仰の場とされてきた。国の名勝、史跡に指定されている。

隠岐地域

国賀海岸 摩天崖。島前国賀海岸 島前の西ノ島にある。国内有数の断崖である摩天崖及び通天橋、鬼ヶ城などの景勝地。地上には牧草地が見られ、優雅に牛馬が草を食む。国の名勝。
島後白島海岸 島後島の北部にある白砂青松の景勝地。国賀海岸とは対称的に優美な景観を呈し、展望台からの眺めは素晴らしい。名の由来は板状アルカリ流紋岩が白色なのにちなむ。国の名勝。
布施海岸(浄土ヶ浦) 島後島の東部にある景勝地。小規模ながら無数の小島、断崖、洞門が点在し、老松が生育。繊細かつ、幾何学的な自然美が特徴で、国立公園切手の題材にもなったことで有名になった。国の名勝。

島根半島地域

日御碕。地蔵崎
加賀の潜戸
日御碕

三瓶山地域

三瓶山は約4,000年前に最後の活動をおこなった火山で、(火山噴火予知連絡会・気象庁による定義上)活火山に指定されている。山体は、カルデラ地形とその内側の男三瓶、女三瓶、孫三瓶、子三瓶などの溶岩円頂丘群で構成されている。古来より信仰の山として知られ、『出雲国風土記』にも佐比売山として名が登場する。穏やかな山容を見せ、また自然のブナ林がみられる。
     
     
 足摺宇和海国立公園        愛媛・高知  1972年11月10日 足摺国定公園から昇格  足摺宇和海国立公園
Ashizuri-Uwakai National Park


高知県、愛媛県にまたがる海岸部および山岳部
北緯32度43分24秒 東経133度1分12秒座標: 北緯32度43分24秒 東経133度1分12秒


元々は「渭南海岸」という名称で検討されていたが、「足摺」の名称で指定された。
指定区域の殆どを海岸が占めるが、滑床渓谷や篠山、法華津峠といった内陸部にも指定地が点在している。
また、海中公園が多く、竜串、樫西、勤崎、尻貝、宇和海、沖ノ島の6ヶ所が指定されている。

景勝地

足摺岬
竜串
見残し
宇和海
滑床渓谷
篠山
法華津峠
大堂海岸
柏島
 雲仙天草国立公園         長崎・熊本・鹿児島  1934年3月16日 九州 指定時雲仙国立公園、後に改称  雲仙天草国立公園
Unzen-Amakusa National Park


長崎県、熊本県、鹿児島県にまたがる雲仙地域の山岳部と天草地域の多島海
北緯32度45分41秒 東経130度17分56秒座標: 北緯32度45分41秒 東経130度17分56秒


雲仙天草国立公園(うんぜんあまくさこくりつこうえん)は長崎県島原半島と熊本県天草諸島に属する国立公園である(一部鹿児島県も含む)。雲仙地区は1934年3月16日に雲仙国立公園として、
瀬戸内海国立公園,霧島国立公園(現・霧島錦江湾国立公園)とともに日本で最初の国立公園に指定される。天草地区は1956年7月20日に編入され、現在の雲仙天草国立公園と改称され面積28,279haとなる。



雲仙地域

雲仙岳を中心とした火山群。火山活動が活発であり、固有の火山性地形やシロドウダンなどの植生が見られる。高原や湖沼の風景にも富み、草花、野鳥の宝庫でもある。特にミヤマキリシマ(ツツジ)については仁田峠を中心に5月が見ごろ。雲仙温泉では地獄めぐりが有名である。
天草地域

天草上島から天草下島にかけて東岸の天草松島から八代海、長島海峡を経て西岸の妙見浦と四季咲岬に至る海岸線及び内陸部の龍ヶ岳、倉岳などを含む。

ハイライトは多島海風景が見事で与謝野晶子にも絶賛された天草松島や奇岩、奇峰、海崖、海蝕洞などが連続して見られる妙見浦(名勝及び天然記念物)が著名で、陸繋島の富岡海岸、御所浦島などがある。複雑な入り江が連続するリアス式海岸一帯は、また海中の美しさでも知られており、天草海中公園は全国に先駆けて設置された海中公園の一つでもある。

火山

雲仙岳


景勝地

妙見岳と雲仙ロープウェイ

地獄

雲仙地域雲仙岳(普賢岳・平成新山・国見岳・妙見岳)仁田峠宝原雲仙温泉、地獄(古湯・新湯・小地獄)白雲の池諏訪の池天草地域海域公園羊角湾富岡半島(富岡城)
 霧島錦江湾国立公園        宮崎・鹿児島  1934年3月16日 指定時霧島国立公園、後に「霧島屋久国立公園」、2012年3月16日に屋久島国立公園を分離し改称  霧島錦江湾国立公園
Kirishima-Kink?wan National Park






霧島錦江湾国立公園は、鹿児島県(鹿児島市、指宿市、垂水市、霧島市、姶良市、湧水町、南大隅町)と宮崎県(都城市、小林市、えびの市、高原町)の8市3町にまたがる南九州の主要な景勝地に設けられた国立公園。

霧島山を中心とする霧島地域及び姶良カルデラ(北部地区)、桜島、佐多岬周辺、指宿地区など薩摩半島南岸を中心とする錦江湾地域の2地域で構成される。陸域は23,580ha、海域は37,855haに及ぶ。
一帯は霧島火山帯に属し、霧島温泉郷、指宿温泉など温泉地が豊富にあることから、訪れる人も多い。

2011年12月22日、屋久島地域が屋久島国立公園として独立し、新たに姶良カルデラを編入した上で霧島錦江湾国立公園とする計画が決定し、2012年3月16日に官報に告示され姶良カルデラ部分を加え、屋久島地域が分割され、
その残部が改称された



自然

霧島地域は韓国岳を始めとして、20数座の火山を持ち、火口湖が多い。また、シイ、アカマツなどの自然林も豊富に残り、ミヤマキリシマが咲く。

錦江湾地域は現在もなお、活発な火山活動を続ける桜島、九州で唯一の天然湖である池田湖、優美な山容を持つ開聞岳、海蝕崖が発達した佐多岬をはじめ、世界最北のマングローブ林である旧喜入町のアコウ生息地や陸繋砂州の
知林ヶ島など変化に富む。

火山


霧島山、桜島


景勝地
霧島
韓国岳
えびの高原
錦江湾地域
桜島
佐多岬
鹿児島湾北部に広がる姶良カルデラ
長崎鼻
池田湖
鰻池
開聞岳
     
     
 阿蘇くじゅう国立公園        熊本・大分   1934年12月4日 指定時阿蘇国立公園、後に改称  阿蘇くじゅう国立公園
Aso Kuj? National Park



熊本県と大分県にまたがる阿蘇山と九重連山の火山地形
北緯32度53分03秒 東経131度06分14秒座標: 北緯32度53分03秒 東経131度06分14秒


阿蘇くじゅう国立公園は、熊本県と大分県にまたがる、九州中央部に位置する国立公園である。1934年12月4日、阿寒国立公園、日光国立公園、中部山岳国立公園、大雪山国立公園とともに指定された。1986年の改称以前は、
阿蘇国立公園(あそこくりつこうえん)と呼ばれていた。


熊本県の旧名である「火の国」の由来といわれる阿蘇山と、大分県にあり九州本土最高峰の中岳を有する九重山(九重連山)を中心とする国立公園である。総面積72,678ha。

当初から九重山周辺も含まれていたが「阿蘇国立公園」の名称で指定された。1953年にはやまなみハイウェイの整備を前提に、沿線となる由布岳、鶴見岳、高崎山(高崎山自然動物園)*1を拡張指定。1986年には、大分県知事および当時の関係7市町村の陳情を経て、「阿蘇くじゅう国立公園」と改称された。なお、「くじゅう」が平仮名であるのは、九重と久住の両地区(どちらも読みは「くじゅう」)での議論を踏まえてのものである。日本の国立公園のなかで唯一ひらがなが含まれている。
高崎山は後に瀬戸内海国立公園の一部となる。


火山

阿蘇カルデラ、阿蘇山、九重山、由布岳、鶴見岳


熊本県


阿蘇五岳のひとつ、中岳の火口阿蘇山 - 世界最大級のカルデラ式火山。中央火口丘である阿蘇五岳(中岳(1,506m)・高岳(1,592m)・根子岳(1,433m)・杵島岳(1,326m)・烏帽子岳(1,337m))や阿蘇谷・南郷谷およびそれを取り囲む外輪山などからなる。
仙酔峡
草千里
阿蘇神社 - 肥後国の一宮。
大観峰 - 阿蘇外輪山に位置する展望台。
瀬の本高原
菊池渓谷 - 四十三万滝(日本の滝百選)がある渓谷。森林浴の森100選。名水百選。
白川水源 - 白川吉見神社から沸き出している水源。湧出量は毎分60トン。名水百選に選ばれている。

大分県


牧ノ戸峠から見た九重連山九重山(九重連山) - 九州本土最高峰である中岳(1,791m)、主峰久住山(1,786m)をはじめ、稲星山(1,774m)、星生山(1,762m)、三俣山(1,745m)、大船山(1,786m)等の1,700m級の山々が連なる。 坊ガツル、タデ原 - 九重連山にあるラムサール条約登録湿地。
九重九湯(宝泉寺温泉、壁湯温泉、川底温泉、龍門温泉、湯坪温泉、筋湯温泉、筌の口温泉、長者原温泉、寒の地獄温泉)、法華院温泉 - 九重連山の山腹、山麓にある温泉。
久住高原 - 九重連山南麓にある高原。与謝野鉄幹、晶子夫妻の句が残されている。
飯田高原 - 九重連山北麓にある高原。川端康成の小説「波千鳥」の舞台となった。

由布岳 - 新百名山のひとつ。豊後富士とも呼ばれる。
鶴見岳 - 冬季に見られる霧氷や、別府湾の日の出で知られる。
城島高原 - 鶴見岳南麓にある高原。
志高湖 - 海抜600mにある高原の湖。キャンプ場が併設されている。
高崎山(高崎山自然動物園) - ニホンザルの群生で知られる山。1956年に分離、瀬戸内海国立公園に編入された。
 西海国立公園            長崎  1955年3月16日  西海国立公園


長崎県西北部の外洋性多島海
北緯32度40分11秒 東経128度37分38秒座標: 北緯32度40分11秒 東経128度37分38秒

西海国立公園は、長崎県西北部に位置する国立公園である。1955年(昭和30年)3月16日に日本で18番目に指定を受けた。キャッチフレーズは「島々の王国」。面積は24,646ha。

リアス式海岸と200余りの島からなる九十九島を含め、大小400に及ぶ島々が繰り広げる外洋性多島海景観を特徴とする。


火山

小値賀島、宇久島

観光スポット

九十九島地域

九十九島 西海パールシーリゾート

烏帽子岳
弓張岳

平戸・生月地域

塩俵断崖川内峠
黒子島(平戸瀬戸、アコウ等の原生林)
阿値賀島(国の天然記念物)
塩俵断崖(生月島西岸、柱状節理)

五島列島地域

ポットホール(小値賀町斑島)
福江海中公園
大瀬埼灯台
 屋久島国立公園           鹿児島  2012年3月16日 霧島屋久国立公園から屋久島地域を分離  屋久島国立公園
Yakushima National Park


鹿児島県の屋久島の一部及び口永良部島の全域
北緯30度20分14.3秒 東経130度30分13.8秒座標: 北緯30度20分14.3秒 東経130度30分13.8秒

屋久島国立公園は、鹿児島県の屋久島の一部及び口永良部島の全域から構成される国立公園。指定面積は32,553ha。2012年3月16日に霧島屋久国立公園から分離され、30番目の国立公園として指定された。


宮之浦岳を中心とした山岳景観を形成されており、海岸から宮之浦岳山頂まで植生の垂直分布が確認され、また樹齢3,000年ともいわれる屋久杉が屹立し、また野生動物も豊富に確認されており、生物学上にも貴重である。1993年には島の面積の約2割にあたる107.47km2の区域がユネスコの世界遺産(自然遺産)に登録された[5]。

また、島北西部の前浜、いなか浜、四ツ瀬浜が屋久島永田浜としてラムサール条約に登録されている。


口永良部島

新旧2つの火山群が結合し成形された薩南火山郡島最大の火山島(活火山ランクB、噴火警戒レベル2)であ
     
   
 奄美群島国立公園  2017年3月7日   奄美群島国立公園

Mangrove in amami.JPG
住用地区のマングローブ原生林


鹿児島県奄美群島
北緯28度15分 東経129度20分座標: 北緯28度15分 東経129度20分


奄美群島国立公園(あまみぐんとうこくりつこうえん)は、鹿児島県の奄美群島、ならびにその周辺海域を区域とする国立公園である。当国立公園の指定は日本全国で34番目で、鹿児島県内においては4番目の指定となる。
新規の指定としては、2016年に設立されたやんばる国立公園以来となる


総指定面積は75,263ha(陸域:42,181ha 、海域:33,082ha)で、そのうち「特別保護区」と「第1種特別地域」は世界自然遺産候補「奄美大島、徳之島、沖縄島北部及び西表島」の推薦区域となっている[1]。2017年(平成29年)2月20日に承認された国立公園土地利用計画案によれば、奄美群島国定公園に指定されていない新規の区域は36,636haで、一方、国立公園へ編入されずに指定解除される国定公園は2316haとなった[3]。
指定区域に含まれる島 - 奄美大島、加計呂麻島、請島、与路島、喜界島、徳之島、沖永良部島、与論島[1]
指定区域の自治体 - 奄美市と大島郡(大和村、宇検村、瀬戸内町、龍郷町、喜界町、徳之島町、天城町、伊仙町、和泊町、知名町、与論町)[4]の12市町村[1]

当国立公園一帯はサンゴ礁、マングローブ林、干潟、亜熱帯性広葉樹の原生林など、独特の生態系が発達しており、固有種としてはアマミノクロウサギ、アマミトゲネズミ、ルリカケス、アカヒゲ、アマミセイシカ、アマミアワゴケ、ワダツミノキなどが分布し、その他にもハブやイシカワガエル、イボイモリ、リュウキュウアユ、リュウキュウコノハズクなどの生物が生息している。
奄美大島・加計呂麻島笠利半島一帯、摺子崎沿岸、住用川河口部、湯湾岳、油井岳、大島海峡沿岸一帯が指定。奄美大島南岸と加計呂麻島に挟まれた大島海峡沿岸は風光明媚なリアス式海岸が見られ、油井岳はその海岸美を一望する。湯湾岳はスダジイ、イヌガシなどの亜熱帯性広葉樹林に覆われ、植生的に貴重。笠利半島沿岸には珊瑚礁、住用川、役勝川の河口部にはマングローブ林が発達する。摺子崎一帯は海中景観に優れる。喜界島顕著な海岸段丘が見られ、島に分布する。百之台公園は卓礁と呼ばれる珊瑚礁が発達してできた台地。徳之島石灰岩性の島であり、カルスト地形が発達。犬の門蓋(じょうぶた)は天然の海蝕洞、ムシロ瀬は波食によって生じた海蝕台で独特の景観が見られる。井之川岳はシダ類を始め、固有植物の宝庫として知られる。沖永良部島昇竜洞や水連洞など大規模な鍾乳洞が知られる。田皆岬や国頭崎などは海崖が発達。与論島与論空港周辺一部を除くほぼ海岸全域が指定されており、サンゴ礁が発達し、島を取り囲む。百合ヶ浜、珊瑚砂でできた大金久海岸などが見所。


 西表石垣国立公園         沖縄  1972年5月15日 西表政府立公園を移管。指定時西表国立公園、後に改称  西表石垣国立公園
Iriomote-Ishigaki National Park

沖縄県西表島、石垣島とその周辺の島々および海域
北緯24度19分00秒 東経123度53分00秒座標: 北緯24度19分00秒 東経123度53分00秒



西表石垣国立公園は、沖縄県西表島、石垣島とその周辺の島々および海域にまたがる国立公園である。



西表島、石垣島の両島をはじめ、石垣島と西表島との間にある石西礁湖と呼ばれるサンゴ礁の海域と、その海域に点在する隆起サンゴ礁の黒島、竹富島、小浜島、新城島、西表島南西方の仲の神島などからなる。

当初は西表国立公園という名称であったが、2007年8月1日に石垣島の一部が編入されるとともに、西表石垣国立公園に改称された[4]。これは、国立公園としては、1964年の富士箱根伊豆国立公園以来43年ぶりの大規模な拡張である。拡張後の面積は、陸域が20,569ha、海域が52,097ha(うち海中公園地区が約1,106.5ha)となった。2012年(平成24年)3月27日には陸域が21,958ha、海域が69,718ha(うち海域公園地区が20箇所、13,742.7ha)に拡大された。海域公園地区の面積は国内最大である。

2016年4月15日には西表島のほぼ全域が指定区域となるとともに、海域公園区域の拡張、石垣島北部の平久保半島のサガリバナ群落地の指定などにより面積が拡大し、陸域40,653ha、海域81,497haとなった。

公園区域のうち、西表島は、日本で最後の大規模な照葉樹林に覆われ、河口にはマングローブ林が広がるなど、原始性の高い亜熱帯性の植物相が形成されており、特別天然記念物のイリオモテヤマネコ、カンムリワシ、天然記念物のセマルハコガメ、リュウキュウキンバト等の希少な生物種が生息している。

石垣島は、ラムサール条約登録湿地である名蔵アンパルや吹通川のマングローブ林、米原および於茂登岳のヤエヤマヤシやカンヒザクラの自生地などの希少な植物相が見られる。周辺海域には大規模なアオサンゴの群落で有名な白保海域をはじめとするサンゴ礁の海域がある。平久保、米原、川平石崎、白保の4地区が海域公園地区に指定されている。

石西礁湖は、日本で最大規模のサンゴ礁群であり、360種以上に及ぶ豊富な種類のサンゴが確認された世界的にも貴重なサンゴ礁のひとつである。このうち、4箇所(タキドングチ、シモビシ(以上、竹富島)、キャングチ(黒島)、マイビシ(新城島))が海域公園地区に指定されている。
 慶良間諸島国立公園  2014年3月5日 沖縄海岸国定公園から慶良間諸島地域を分離して国立公園に昇格  慶良間諸島国立公園
Kerama Shoto National Park


沖縄県慶良間諸島及び周辺海域
北緯26度12分00秒
東経127度18分00秒座標: 北緯26度12分00秒 東経127度18分00秒



座間味島、渡嘉敷島の両島をはじめとする慶良間諸島および周囲のサンゴ礁を含む海域からなる。指定面積は、陸域が3,520ha、海域が90,475ha(うち海域公園地区が8,290ha、普通地域が82,185ha)で、海域の面積は西表石垣国立公園を上回り国内最大。また、各島から約7kmの範囲が海域として指定されているが、これは国立公園の中で最長である[3]。

従来は沖縄海岸国定公園に1978年に追加編入されていた地域であったが、"ケラマブルー"と呼ばれる透明度の高い海やサンゴ礁が高密度に分布していること[4]、ザトウクジラの繁殖地であることなどから、沖縄海岸国定公園から慶良間地域を削除し、新たに慶良間諸島国立公園として国立公園に指定した。日本で31番目の国立公園であり、既存の国立公園の分割や拡張によらない全く新規の国立公園の指定は、1987年の釧路湿原国立公園以来である
     
     
 やんばる国立公園  2016年9月15日 日米両政府が一部返還に合意した北部訓練場は含まれておらず、返還後に扱いを検討する  やんばる国立公園
Yambaru National Park

(陸域)沖縄県国頭郡国頭村、同郡大宜味村および同郡東村の各一部;(海域)上記3村の地先海岸、地先島しょおよび地先岩礁ならびに地先海面の一部
北緯26度43分 東経128度13分座標: 北緯26度43分 東経128度13分


国頭村、大宜味村、東村を合わせた3村は、以降「やんばる3村」と表記する。
「やんばる(山原)」とは、一般的に沖縄本島の北部地域を指し、「山々が連なり森の広がる地域」を意味する。沖縄海岸国定公園の一部がやんばる国立公園に編入され、面積は17,292ha(陸域13,622ha、海域3,670ha)で、やんばるの亜熱帯照葉樹林を中心とした区域となっている。国頭村が陸域の75%を占める[7]。米軍基地の北部訓練場は指定域から除外されているが、米軍施設と隣接する国立公園の誕生は初めてとなる。以下に指定区域内の地名を示す。
山岳 - 与那覇岳、辺戸岳、尾西岳、伊部岳、伊湯岳、ネクマチヂ岳、塩屋富士、玉辻山など
河川 - 辺野喜川、与那川、慶佐次川、安波川、新川川、平南川など
島・岬 - 安田ヶ島、宮城島、辺戸岬など
その他 - 福上湖(福地ダム)北側、田港御嶽、塩屋湾、茅打バンタ、金剛石林山など


保護規制区域

以下に特別地域と普通地域の指定面積を示した[6]。また環境省は、当公園の指定域の特別保護地区と第1種特別地区(総面積5,217ha)を世界自然遺産「奄美・琉球」の推薦区域として、早くても2018年に登録を目指している。2016年7月1日に開かれた、NPO法人による討論会で、やんばる国立公園の規制区域の計画案について、特別保護地区の範囲拡大、さらに国と沖縄県、そしてやんばる3村が、やんばるの森を全面的に保護するべきだと述べ、徹底的な調査を求めた。
特別保護地区 - 789 ha
第1種特別地域 - 4.428 ha
第2種特別地域 - 4,054 ha
第3種特別地域 - 3,345 ha
普通地域 - 4,676 ha



やんばるに生息するヤンバルクイナ。
1996年、自然保護議員連盟の幹事長を務めた岩垂寿喜男が、当時の環境庁長官の就任挨拶で、やんばるの国立公園化構想を発表した[14]。同年4月15日、日米特別行動委員会 (SACO) の中間報告に、北部訓練場の半分以上の敷地面積が返還されることが付け加えられた。これを受けて同日、岩垂は中間報告で返還後の北部訓練場の土地利用について、「国立公園を選択肢の一つとして検討したい」と述べ、やんばるの自然環境について詳しく調査する考えを示した。

2007年3月9日、環境省は36年ぶりに国立・国定公園の選定要領の改正に伴い、やんばると奄美群島に群生する照葉樹林地帯を国立公園として指定する方針を決定した。1971年の選定要領は自然公園法に基づき、「優れた自然の風景地」を評価するため改められたが、景観の他に生物多様性などの観点を取り入れ、「照葉樹林」、「里地里山」、「海域」といった評価の対象が要領に盛り込まれた。2010年10月に公表された国立・国定公園総点検事業において、やんばるは陸域から海域にかけて、多様で連続性をもつ生態系を有し、「日本国内で傑出した地域」と評価された。

2010年に公表された生物多様性国家戦略において、生態系のつながりを考慮した自然公園の指定・拡大を図り、またエコツアーの増加による対策として自然環境を保護する目的で、環境省は国立・国定公園の指定状況の見直しを行い、新たな公園の創設と区域拡張すべき既存公園を選定した。2010年10月4日、同省により国立公園の新規指定候補地5か所のうち、やんばる地域が選出された。その理由として、ヤンバルクイナやノグチゲラなどの固有種と、その他の絶滅の恐れがある動植物が集中的に分布していることが挙げられる。

2016年2月1日発行の琉球新報の記事にて、国頭村村長の宮城久和は、やんばるの国立公園の指定を目指し、地権者と協議を進めていると述べた。沖縄県は2015年6月に環境省から照会を受けて、同年9月にはやんばるの国立公園化に向けた協議で意見調整が行われ、2016年2月26日に国立公園化に同意した[23]。その翌日の2月27日に、環境省はやんばるに「やんばる国立公園(当時は仮称)」を設立する方針を決定した。国立公園の指定、さらに世界自然遺産「奄美・琉球」の登録に向けて、土地開発や農業・林業に対する規制について、合意が進んだ。2016年6月20日、中央環境審議会からの答申を受けて、環境省は「やんばる国立公園」の指定を決定した。

2016年9月9日、山本公一環境大臣は同年9月15日に、沖縄本島北部地域を「やんばる国立公園」として指定すると、閣議後の会見で発表した。指定日は地元自治体の要望により、ヤンバルテナガコガネが発見された1983年9月15日にちなんで決定された。また環境省は、指定日の9月15日に官報において告示すると発表した。そして9月15日に、「やんばる国立公園」は官報に告示され、正式に指定された。
 瀬戸内海国立公園   大阪・兵庫・和歌山・岡山・広島・山口・徳島・香川
・愛媛・福岡・大分 1934年3月16日 共同管理
(近畿、中国四国、九州)
 瀬戸内海国立公園
Setonaikai National Park



大阪府、和歌山県、兵庫県、岡山県、広島県、山口県、徳島県、香川県、愛媛県、福岡県、大分県にまたがる瀬戸内海を中心とする地域




1934年3月16日に雲仙国立公園(現・雲仙天草国立公園)、霧島国立公園(現・霧島錦江湾国立公園)とともに、日本初の国立公園として指定された。その当時の指定区域は東から小豆島の寒霞渓、香川県の屋島、
岡山県の鷲羽山、広島県の鞆の浦・沼隈町周辺の備讃瀬戸を中心とした一帯のみであった。その後、過去数回にわたり、区域の拡張がなされた。現在は、西は北九州市、東は和歌山市にまで及ぶ広大な公園となっている。



寒霞渓蓬莱峡(兵庫県西宮市)
寒霞渓(香川県小豆島町)



六甲山(兵庫県神戸市)
紫雲出山(香川県三豊市)
五剣山(香川県高松市)
象頭山(香川県善通寺市・三豊市)
鷲羽山(岡山県倉敷市)
筆影山(ふでかげやま)(広島県三原市)
野呂山(広島県呉市)
休山(広島県呉市)
高崎山(大分県大分市)

火山

姫島(大分県姫島村)
両子山 (大分県国東市)

海・湾

指定特別地域 雑賀崎赤穂御崎(兵庫県赤穂市)
雑賀崎(和歌山県和歌山市)
鞆の浦(広島県福山市)
室積・虹ヶ浜海岸(山口県光市)
琴弾公園(銭形砂絵)(香川県観音寺市)



高原・台地

五色台(香川県坂出市)

観光地


六甲山地同公園における陸地の指定地においては最も広範。古くから風光明媚な瀬戸内海を望む景勝地として知られ、とりわけ信仰の対象として崇敬され、大龍寺や天上寺など多くの社寺が構える一方で、ほとんど開発が
行われなかった。明治時代になって別荘地として開け、今日に見られる高級リゾート地の基礎となった。最高峰である六甲山(標高931m)を始め、摩耶山、再度山、長峰山等がそびえる。地質は花崗岩が主であり、採石も
盛んに行われてきた。また、西宮市にある蓬莱峡は花崗岩の岩柱が無数に屹立する奇勝として名高い。一帯には日本有数の名湯である有馬を始め、武田尾などの温泉地がある。摩耶山掬星台は日本三大夜景としても著名である。
播磨灘沿岸播磨灘沿岸の指定地としては、赤穂市の御崎〜坂越浦沖の生島〜室津海岸〜姫路市の新舞子海岸に至る沿岸部一帯が該当する。新舞子海岸は須磨区の舞子海岸に似た材質を持つ砂浜海岸、そして室津海岸、
国の天然記念物にも指定される生島、小豆島や家島を遠望する御崎と続く。また、室津や坂越は古くから風待ちの港町、製塩業で栄えた町として知られ、今も古い街並みが残る。
赤穂御崎から室津海岸の間の相生市の金ヶ崎は万葉集に金ヶ崎で読まれた句が残っている。家島諸島家島諸島では家島の南岸一部とそれ以西の島のほぼ全部が含まれる。典型的な沈水海岸であり、溺れ谷などが発達し、
変化に富んだ海岸が見られる。淡路島淡路島では明石海峡を挟む松帆の浦、汐鳴山など北岸の一部、津名丘陵の妙見山近辺、先山千光寺一帯、大浜海岸と三熊山、由良海岸と一部山岳地帯、諭鶴羽山地の一部及び沼島、
慶野松原、そして鳴門海峡沿岸の一部が指定区域である。理由は様々であり、自然景勝として名勝指定される慶野松原、由良海岸(成ヶ島の陸繋島)、貴重な植生が見られる三熊山、諭鶴羽山地、沼島などがある。

和歌山県

和歌山県における指定地は加太、和歌浦の2ヶ所である。
加太・友ヶ島加太は古くは寄港地として栄えた港町。今日ではその面影は見られないが、零細な漁業が中心である。遠く四国を望む景勝地であり、友ヶ島は紀淡海峡に位置する無人島。第二次世界大戦中の砲台跡が見られる。
新和歌浦・雑賀崎新和歌浦は万葉の歌垣として知られた和歌浦の西部に位置する景勝地。戦後、観光開発が進み、沿岸にはホテル、旅館が集中する。変化に富んだ海岸線や海食崖が見られるが、近年は開発によって著しく姿を
変えている。指定特別地域として保護される雑賀崎は新和歌浦の裏手、紀伊水道に位置する。

岡山県

日生諸島日生諸島日生諸島は岡山県南東部に位置する島嶼群であり、様々な特徴を持った島が点在する。鴻島はリゾート開発が盛んな観光拠点、鹿久居島(かくい)は、名の通り野生鹿が棲息する島で、保護区が多い。
大多府島は古くは風待ちの港町として栄えた島であり、鶴島は流刑の島であった。また、本土の日生町にある夕立受山も指定区域となっており、展望所がある。牛窓牛窓は日本のエーゲ海の異名を取る町であり、
温暖な気候である。また、オリーブ栽培が盛ん。本土の蕪崎、島嶼部の前島が指定区域。児島半島児島半島一帯は著名な鷲羽山や王子ヶ岳・渋川地区の他に、いくつかの指定区域が点在する。左記の他に、出崎(玉野市)、
十禅寺山、東光寺山、八丈岩山、竜王山、由加山などが指定されており、由加山は由加神社本宮の保護林でもある。十禅寺山は平安時代に山岳仏教で栄えた霊山であり、直島諸島を一望できる。王子ヶ岳・渋川海岸児島
半島南部の倉敷市と玉野市の境に位置する王子ヶ岳は、風化した巨大な花崗岩が露出する山頂からは広大な備讚瀬戸に面する遠くは讃岐屋島から鷲羽山や瀬戸大橋までを一望でき、麓の砂浜から標高約230mの山頂まで連続する
景観と一体となった瀬戸内海特有の絶景を楽しむことができる。現在ではその地形を生かしたパラグライダーやボルダリングの名所としても知られ、パラグライダーでは山頂から海岸まで一気に滑空できるポイントとなっている。麓の海岸と連続する渋川海岸(玉野市)は日本の白砂青松100選にも選ばれており、海水浴客で賑わいを見せる。公園設置当初から指定されている地区の一つ。下津井・鷲羽山児島半島最南端に位置する鷲羽山は同国立公園を代表する景勝地の一つ。下津井鷲羽山として国の名勝に指定されており、公園設置当初から指定されている地区の一つである。花崗岩の著しい風化によって造形された景勝地であり、江戸時代より天下の絶景としてもてはやされた。古くは風待ちの港として栄え、現在も下津井などに古い港町の街並みが残されている。近年の瀬戸大橋の開通によって著しく景観を変えた。寄島・笠岡湾県南西部、水島灘沿岸にも指定区域が点在する。カブトガニの棲息で名高い笠岡湾が知られる。他には干拓によって陸続きとなった寄島園地(三郎島)、青佐鼻、笠岡市南東部の御嶽山などが指定。

広島県

阿伏兎岬鞆の浦・阿伏兎岬鞆の浦は広島県福山市南部に位置し、同公園を代表する景勝地として知られる(国の名勝にも指定)。瀬戸内海国立公園開所当初の指定地のひとつ。鞆港や仙酔島などを含む地区で、内海交易や
寄港地、中継貿易地として発展した。とりわけ、福禅寺境内にある対潮楼から望む仙酔島は、朝鮮通信使の李邦彦により、「日東第一形勝」と絶賛されたことは有名。また仙酔島自体も雄大な海食崖や海食洞が見られ、
変化に富んでいる。最高峰の大弥山は瀬戸内海を一望し、観光遊歩道が設けられている。また、鞆は文化地区としても価値が高く、現在も当時の港町の繁栄を残す町並みが残り、古くからの社寺も見られる。阿伏兎岬
(あぶとみさき)は鞆のすぐ西部に位置する岬で、平家物語にも登場する。海食崖になっており、その頂には国の重要文化財の磐台寺観音堂(阿伏兎観音)がある。芸予諸島芸予諸島は瀬戸内海の中で、最も密集した諸島であり
、展望地が多い。三原市の筆影山はその代表で、ここから眺める瀬戸内海の多島美は同公園でも指折りの景観といわれる。また、尾道市の鳴滝山、向島の高見山、竹原市の黒滝山などが遠望の名所。芸予諸島東部
(しまなみ海道)では因島、生口島(いくちじま)、大崎上島や下島などに点在。戦時中の毒ガス工廠があった大久野島も指定地。因島は村上水軍の拠点があったとされる白滝山、島中央部の天狗山、南部の因島公園や
天狗鼻などに分布。生口島は南西部の観音山のみ指定されているが、向上寺や耕三寺など著名な寺が多い。斎灘に面する芸予諸島西部は大崎上島南東部の神峰山、大崎下島東部、峰寺山一帯が指定地。また大崎下島には近世に
風待ちの港町で栄えた御手洗の集落がある。野呂山・休山・倉橋島野呂山は県南部に位置する標高839mの山で、膳棚山と弘法寺山の総称。瀬戸内海沿岸の山では最高峰であり、眺望が素晴らしく、さざなみスカイラインという
自動車道が整備されている。休山は呉市街南西の半島部を構成する標高497mの山。同じく眺望に優れ、スカイラインが整備されている。倉橋島は音戸の瀬戸によって結ばれている広島湾の島。部分的に指定されており、島東部の
亀ヶ首、南部の鹿老渡や桂浜が指定地。宮島・極楽寺山宮島は全島が指定区域。正式には厳島と呼ばれ、神を斎く(忌み清める)島という意味を持つ。古くから聖地として知られており、手付かずの自然が残る。瀰山原始林は国
の天然記念物に指定されている。極楽寺山は廿日市市北部にある山で、同公園における本州内陸部の指定地では最西端に当たる。真言宗の古刹である極楽寺がある。境内からは瀬戸内海を一望できるほか、境内は戦時中も伐採さ
れなかったため、モミの自然林が残る。

山口県
防予熊毛半島の東端にある皇座山と周防灘に面する佐合島、馬島、そして屋代島(周防大島)の文殊山、嘉納山、嵩山、白木山、そして東端の沿岸部が指定。その周辺の島嶼群も大半が指定地となっている。周南光市には白砂
青松の海岸で名高い室積海岸、虹ヶ浜海岸がある。その内陸に位置する千坊山も指定地。笠戸ヒラメで名高い笠戸島は沈水海岸による複雑な海岸線が見られ、釣りやキャンプなど観光の島。徳山湾では東に突き出た半島部や、
周辺の島々(黒髪島、大津島など)が指定地。半島部に太華山、竜宮岬などがある。下関関門海峡近くに点在。内陸では関門海峡を望む火山と関門海峡に孤立する干珠樹林、満珠樹林が指定。後者の二つは小島に孤立する原生林
でスダジイなど暖地性の植物が繁茂、忌宮神社の飛び地境内として保護されてきた。また、神功皇后の東征にまつわる逸話がある(いずれも国の天然記念物)。火山は火の山ともいわれ、同公園の最西端。戦時中は見晴らしが
良いことから砲台が配置されていた。公園整備されており、有料道路(2006年4月から無料)の下関市火の山パークウェイが設けられている。

徳島県
鳴門海峡鳴門海峡は鳴門の渦潮で知られ、その海峡を望む海岸部一帯が指定されている。一帯には大毛島、島田島があり、その全域及び小鳴門海峡と鳴門市東端の岡崎海岸が該当。大坂峠香川県と境界を成す峠。古来より阿讃
山脈越えの難所として知られ、治承・寿永の乱(源平合戦)の舞台にもなった。頂上からの見晴らしは良く、小豆島などを遠望する。なお、同公園には指定されていないが、徳島市西部の眉山も瀬戸内海遠望の地として有名。

香川県
小豆島小豆島の代表的な景勝地は寒霞渓である(詳しくは寒霞渓の項を参照)。その渓谷美と一面瀬戸内海のパノラマは同公園の景勝地の中でも最大のハイライトともいわれる、同国立公園設置の契機となった地区でもある。
その西部には野生猿の餌付けで知られる銚子渓がある。その他の指定区域では島東部の海岸線一帯、南東部の碁石山山麓、南端の白浜山、西部の皇踏山(おうとざん)一帯が含まれる。碁石山は小豆島八十八ヶ所の一番札所
として知られる。皇踏山は安山岩による溶岩台地であり、応神天皇がシンパクを手植えしたという伝承が残る。直島諸島豊島、直島の一部と男木島、女木島全域が指定。豊島は地元悪徳企業に端を発する産業廃棄物不法投棄問題
で揺れた島、長年の住民運動の末、何とか本来の自然を取り戻しつつある。直島はその廃棄物の受け入れ口があり、島の南部が指定。男木島(おぎじま)は源平合戦の那須与一の扇が漂着したことで「おうぎ島」が訛ったものと
される島。男木島灯台は映画『喜びも悲しみも幾歳月』の舞台となったことで知られる。一方、女木島(めぎじま)は鬼ヶ島とも呼ばれ、桃太郎伝説と関わりが深い。北部にある鷲ヶ峰頂上には洞窟があり、鬼の住み処であった
といわれる。東讃香川県東部は特に有名な景勝地があるわけではないが、小規模な指定地が点在する。白鳥海岸、琴林公園、大串岬が該当する。白鳥海岸は複雑な地層が見られる断崖で、特に鹿浦越のランプロファイヤ岩脈は
国の天然記念物。琴林公園は樹齢600年のクロマツが立ち並ぶ四国有数の松原で、古来より風流人に親しまれた地であった。名の由来は海風の松籟(松の梢が重なり合って鳴る音)に因んでいる。大串岬一帯は大串自然公園とし
て整備されており、観光開発が著しく、ワイナリーやテニスコート、温泉施設、野外音楽ホールなどが設けられている。屋島・五剣山屋島は県中央部にある開析溶岩台地。半島状に突き出しており、近世までは島であり、浅瀬で
隔てられていた。東部の壇ノ浦は『平家物語』の屋島の戦いで知られる。頂上には四国八十八ヶ所の屋島寺や屋島水族館、土産物屋などが立ち並び、県を代表する観光地となっている。五剣山は八栗寺があるため、八栗山とも
いわれる岩峰。山腹にはケーブルカーがあるが、頂上へは鎖を伝って登るほど険しい。一帯は庵治石という良質の花崗岩の産地でもある。塩飽諸島塩飽諸島はほぼ全島全域が指定地となっている。塩飽水軍の拠点として知られ、
歴史上数多くの役割をこなしてきた。本島の笠島地区は重要伝統的建造物群保存地区。広島は広島県との区別を付けるため、さぬき広島ともいわれている同諸島最大の島。良質の花崗岩を産出するほか、トライアスロン大会が行
われる。与島は瀬戸大橋開通によって、乗降可能になった島で、パーキングエリアやフィッシャーマンズワーフがある。五色台・城山・飯野山五色台は猪尻山を最高峰とする台地状の山地で、メサ(卓状地)やビュート
(孤立丘)が発達している。また、表面上の溶岩や植生などの色合いから名付けられた白峰山、黒峰、紅ノ峰、青峰、そして黄ノ峰の山々があり、それが名称の由来となっている。四国八十八ヶ所の寺もあり、観光客が多い。
城山は五色台の西側に位置する山(メサ)。朝鮮式の山城があったことから国の史跡指定を受けている。飯野山は讃岐富士の異名を取るビュート状の山。端正な形で知られる。西讃西讃の指定地は琴平や善通寺、荘内半島、
そして銭形で知られる琴弾公園などがある。琴平は琴平山(象頭山)などが指定区域であり、中腹に金刀比羅宮がある。古くから金刀比羅信仰の聖域として保護されてきた。その東側にある我拝師山や火上山は弘法大師空海に
関わりが深く、善通寺界隈の景観と一体化した、文化的景観の様相が強い。荘内半島は浦島太郎伝説で知られる半島。最高峰の紫雲出山からは瀬戸内海を360度展望できる。周囲には三豊市の粟島や蔦島などがある。琴弾公園は
白砂青松の有明浜に、砂で描かれた寛永通宝があり、銭形砂絵と呼ばれる見事なもの。


愛媛県
芸予諸島(愛媛県側)岩城島の積善山、生名島の立石山、弓削島の松原海岸、久司山、大三島の鷲ヶ頭山、伯方島の宝股山や開山、大島の亀老山、八幡山、念仏山、四阪島の美濃島などが指定地。大三島は大山祇神社が鎮座す
る神の島として知られる。生名島の立石山は波間田サウンドパークと称して、自然一体型の公園が整備。開山には展望台がある。高縄半島東部に指定地が点在する。白砂青松で知られる桜井海岸や鴨池海岸、唐子浜、波止浜、
大角鼻、瀬戸内海を遠望する近見山、中世の山城が置かれた世田山、笠松山などがある。県中部松山市西部や四十島瀬戸を挟んで位置する興居島(ごごしま)、出石山などが指定区域。出石山は同国立公園の最南端に当たる。
真言宗の古刹、出石寺が建ち、境内からは瀬戸内海や豊後水道を一望する。佐田岬佐田岬半島の先端部分、佐田岬が指定区域。一帯は国内有数の船の難所で知られ、豊後水道の潮流によって浸食された海食崖や中央構造線が通る
ことから断層崖も見られる。詳しくは佐田岬を参照。

福岡県
関門海峡福岡県の指定区域はごく一部で、北九州市門司区の和布刈山付近のみである。

大分県
国東半島(両子山)国東半島での指定部分は限られており、両子山(ふたごやま)の山嶺部分のみである。この一帯は放射状に河谷が発達しており、至る所に耶馬溪のような景観が見られる。なお、国東半島は六郷満山文化の
拠点としても知られ、両子山山頂には両子寺がある。高崎山高崎山は大分市西部、別府市との境界付近に位置する標高627mの山。野生のニホンザルの餌付けで知られており、約2000頭の猿が三群に分かれ、棲息している。高崎山
の猿および猿生息地は、国の天然記念物指定も受けている。なお、同地域は元々、昭和9年に阿蘇国立公園(現、阿蘇くじゅう国立公園)の一部として指定されていたが、昭和31年に分離、瀬戸内海国立公園に編入された、特異
な経歴を持つ。姫島姫島は国東半島北部に位置する島で、全島が指定。四つの火山島が砂州によって繋がれている珍しい構造で、小さな島の割には変化に富んだ地質を見せる。民俗学的には姫島盆踊りが知られる。高島豊予海峡
に位置する無人島。波の浸蝕が激しく、無数の波食地形が見られる。また、ビロウやアコウなど亜熱帯性の植物が繁殖、ウミネコの営巣地としても知られ、自然が豊富である。