ソシンロウバイ

(素心蝋梅)
花の中心に紫褐色の斑が入らず透き通るような黄色一色です。紫褐色の斑が入らないのが、「素心」の命名の理由です。特徴は、満月に遅れて開花します(実際には暖かな場所では早く開花するように思います)。花弁が剣弁で、花色はレモンイエロー色で、香りが良いです。(写真は開花が進んでいる花で、色は薄くなっています)接ぎ木で繁殖しますが、実生で黄色一色のものを素心としても販売しています。
マンゲツロウバイ

(満月蝋梅)
花の中心に紫褐色の輪が入り、これが「満月」の命名の理由です。これは安行の植木屋さん(ご近所です)が名付けて販売したものです。実生の選別品です。特徴は早咲きで、12月末頃から開花(お正月に咲く!が売り)。花弁が丸弁。花色が濃く、香りが良い。最近は紫褐色の輪がなくても、丸弁で色の濃いものを「満月」として販売しています(これもキレイですね)。接ぎ木で繁殖します。
ワロウバイ

(和蝋梅)
花は小さく、香りもやや薄い感じがします(花が小さいからかな?)。和蝋梅とも呼ばれるようですが、中国原産です。また、名前に梅とつきますが、梅はバラ科で、蝋梅はロウバイ科です・・・
花暦 
品種 ソシンロウバイ(素心蝋梅)、マンゲツロウバイ(満月蝋梅)、トウロウバイ(唐蝋梅)などの栽培品種がある。よく栽培されているのはソシンロウバイで花全体が黄色である。ロウバイの基本種は、花の中心部は暗紫色で、その周囲が黄色である。
栽培 土壌をあまり選ばず、かなり日陰のところでもよく育ち開花する丈夫な花木である。

繁殖は、品種ものの一部を除き挿し木が一般的だが実生からの育成も容易。種まきから最も簡単に育てられる樹種である。晩秋になると、焦げ茶色の実(蒴果)がなっているので、もらってきて播くといい。タネはアズキくらいの大きさである。寒さに遭わせたほうがよく発芽するので、庭に播き、5mmほど覆土しておくと、春分を過ぎてから生えてくる。本葉が開いたら上広げてやるといい。
  
上永野ろう梅の里(栃木県) 園主の大貫氏が個人で整備してオープンさせたのが、蝋梅の里である。11月下旬から3月中旬にかけて、約4000坪の園内に約600本のロウバイが咲く。園内には4品種のロウバイがあり満月、素心、原種、基本種などを見ることができる。ちなみに、2月から3月に咲く原種と、1月から3月に咲く基本種は、内側が少し赤いのが特徴で他ではあまり見ることができない珍しいものである。園内には、園を見渡せる展望台や地元の野菜を使った漬物、切り花、苗木等の直売所もあり、珍しい「ろうばいの香水」の香水も売られている。開園時期は、毎年開花状況により異なる。
ろうばいの郷(群馬県) 群馬県内一の規模を誇るロウバイ園。3.2haの敷地に12,000本のロウバイが咲き、最盛期には敷地一杯にロウバイの甘い香が広がる。植えられている種類の多くは、花弁の先が丸い「満月」。園内には高さ3m以上に育って木々が立ち並び、遊歩道を歩きながら香りと小粒の花が楽しめる。この施設は、約20年前に地元の農家が遊休農地に植えたのが始まり。今では妙義山の山並みを背景に美しく咲き誇り、売店や軽食の施設も完備されている。また、近くの新井地区には面積 0.5haに7,000本のロウバイが咲き誇る「新井ろうばい園」もあり、こちらは無料で観賞できる。
小平の里(群馬県) 小平の里は、鍾乳洞エリア、小平川の清流で水遊びなどが楽しめる親水公園エリア、大小バンガローやコテージ、貸テント、バーベキューハウスなどもあるキャンプ場エリアと大きく3つのエリアがある総合施設。ロウバイは、鍾乳洞エリア内の湿生植物園で見ることができる。ロウバイは400本ほどあり極寒のさなかに甘い香りを漂わせる。湿生植物園は鍾乳洞出口から続いている植物園となっているため鍾乳洞・湿生植物園エリア入場料金が必要。ちなみに、鍾乳洞は昭和59年に発見され、全長93m。学術的に貴重な二次生成物があり、自然の神秘に満ちている場所となっている。ロウバイを楽しんだあとには、キャンプ場内にある有料施設・遊湯館の「燃し火風呂」や「ひのき風呂」でカラダを温めるのもよいだろう。
新井ろうばい園(群馬県) 12月下旬から2月上旬にかけ0.5haの園内に700株、7,000本のロウバイが咲く。満開時には、甘くフルーティーな香りが冬の寒さを忘れ、春の訪れを感じされるほど。入園料は無料で自由にロウバイを見ることができるのがいい。園内には、地元野菜、切り花、苗木、はちみつ等の販売所があり旬の味覚も楽しめる。また、近くには群馬県内一の規模の「ろうばいの郷」もある。こちらは、3.2haの敷地内に約1万2,000本のロウバイを楽しむことができる。いずれの園も降雪や早咲の影響で、予定より早く閉演することがあるので天候によっては園などの事前確認をするほうがよい。電車で訪れる際には、駅前にタクシーは常駐していないので注意。
宝登山臘梅園(埼玉県・長瀞町) 埼玉県の西北部の長瀞町にある標高497mの宝登山。山頂近くには、約2,000平方メートルの敷地に500株、2,000本の臘梅が咲く。種類は「素心」「和」「満月」の三種類が咲く。 園内は手前が東ろうばい園で、東ろうばい園を横切って奥にあるのが西ろうばい園。比較的には西側の方が開花が早く12月下旬から1月上旬には見頃を迎える木々もある。また、園内からは眼下に広がる秩父の町並みや、秩父のシンボル「武甲山」、鋸状の山容をした「両神山」など眺められる。 また隣接するロープウェイ近くにある「梅百花園」は、日本一品種の多い梅園で約170種、約470本の梅の木がある。こちらの見頃は2月下旬から3月下旬ぐらい。現地にはロープウェイを利用すると山麓駅から5分だが登山道の表参道ハイキングコースを利用すると約50分ぐらいかかる。
清水公園(千葉県) 野田市にある、「清水公園」は面積28万㎡の自然と触れ合えるをキャッチフレーズに入園料無料の公園だが、アスレッチク施設、ポニー牧場、フラワーガーデン「花ファンタジア」などの有料施設も園内にある。ロウバイが園内のあちこちに植栽されているが、なかでも数多く植栽されているのが、面積7万㎡のフラワーガーデン花ファンタジアである。ガーデン内ではロウバイ、ソシンロウバイ、満月の3品種、約250本のロウバイを見ることができる。ロウバイが満開の時期には『ろうばい祭り』が開催される。もちろん、ガーデン内には四季の花に溢れ、約300種の植物を見ることができる。また、清水公園はウメ、サクラ、ボタンを数多く見ることができる場所として千葉の花名所のひとつになっている。
府中市郷土の森博物館(東京都) 府中市郷土の森博物館は、建築物を中心とした野外博物館。多摩川の是政緑地に隣接した自然の多い場所にあり、梅園内には早咲きから遅咲きまで約60種1100本の梅が2月頃から咲き誇る。だが、12月から1月にはひと足早く梅園内の南側ではロウバイの甘い香りが楽しめる。園内には100本のロウバイが植えられており、散策路が整備された「ロウバイの小径(こみち)」では、冬空の中に黄色い花々が可憐に咲き誇る。先に咲くのがソシンロウバイで、その後にマンゲツロウバイが咲き2月ぐらいまで楽しめる。園内には、府中市内から移築復元された江戸中期から昭和初期の建築物を移築復元して保存しており、見所も多い。
京王百草園(東京都・日野市) 約800本の梅が咲き、特に樹齢300年を越す寿昌梅でも知られる梅園で、四季折々の植物が楽しめる日本庭園。ここには入口そばの庭園に約60本のロウバイがあり、早春の寒い冬空に美しい小粒の黄色い花を咲かせている。咲いている種類は、ソシンロウバイ、トウロウロウバイ、マンゲツロウバイの3種類で周囲に独特の甘い香りを漂わせている。また、2月~3月までは一般の紅梅、白梅など約800本の「梅まつり」も開催予定されている。園内には茅葺きの屋根の松連庵、茶室の三檪庵をはじめ若山牧水の歌碑、松尾芭蕉句碑などもある。
アクティ森(静岡県) 敷地面積36.083㎡の敷地の森町体験の里アクティ森。ロウバイは、2002年に植樹された約150本があり極寒のさなかに春を誘う甘い香りを一面に漂わせる。里内には創作体験工房、アウトドア体験フィールド、地場産品の販売所などがある。創作体験工房では、地域ならでは伝統工芸である和紙すき、身近な植物を利用する草木染め、陶芸、瓦の焼き物などができる。また、屋外では、カヌー、マウンテンバイク、バーベキュー、鮎のつかみ取りなども楽しめる。もちろん里内には「森のレストランかわせみ」、「八角庵」、“手ぶら”で楽しめる「バーベキュー」や「がんこ鍋」など食欲を満たすことができる場所も多数ある。また、苑内にはロウバイの他に多種多様な花木が植えてあり、ウメとしては他に白梅や紅梅も楽しめる。さらにウメの季節が過ぎても3月下旬からは川沿いでサクラが咲き誇る。
奥野ダムの松川湖(静岡県・伊東市) 極寒の1月下旬、フィッシングスポットとしても人気が高い松川湖の湖畔にあるロウバイ広場では、約300本のロウバイから春を感じさせる甘い香りが一面に漂う。ちなみに、この松川湖は1989年に通称「松川」の名で親しまれている伊東大川の上流にあり、川の安全と伊東市民の飲料水の確保のために作られた奥野ダム建設によって生まれた湖である。そのため、松川湖周辺はこのロウバイ広場だけではなく、花の広場、水遊び広場、遊歩道が整備され市民や観光客の憩いの場としても親しまれ、ロウバイが咲き終わったあとも、ウメ、サクラなどを楽しむこともできる。また、毎年6月頃には『ほたる観賞会』の会場にもなっている。
世界の梅公園(兵庫県) 御津(みつ)自然観察公園は瀬戸内海が一望できる風光明媚な景観を誇る地。園内にある世界の梅公園は平成5年に開園。日本をはじめ、中国、韓国、台湾等各国の梅約350品種、1,350本が植えられている。ウメの中でも、ろう細工のようなつややかな黄色い花を咲かせる中国産のロウバイは、約50本ほどあり、小春の柔らかな日差しに小ぶりの花を中国建築をバックに咲かす。さらに梅資料館「尋梅館」、休憩施設の「来鶴軒」などの建物があり、異国情緒を感じさせる。展望施設「唐梅閣」からは瀬戸内海が一望でき、晴れれば四国、家島群島までが眼下に広がる。
神戸市立森林植物園(兵庫県)
神戸市の六甲山上にある植物園は1940年に開館。約1200種の日本の代表的な樹木から世界各地の樹木を原産地別に植栽され、総面積142.6haを誇る。園内には、春一番を告げるロウバイが大小100本が黄色の花を咲かせる。 木々がある「うさぎのくに」では甘い香りが漂う。 開花時期は例年、1月の中旬頃からで2月下旬まで咲き誇る。