Patrimoine de l'humanite
パパハナウモクアケア パパハナウモクアケアは、太平洋、ハワイ諸島の北西250km、東西1931kmに広がる北西ハワイ諸島とその周辺海域に展開する。2006年6月に、ジョージ・W・ブッシュ大統領によって、北西ハワイ諸島海洋国家記念物に指定され、2007年1月にパパハナウモクアケア海洋国家記念物に改名された。パパハナウモクアケアは、面積が36万平方km、世界最大級の海洋保護区(MPA)の一つで、動物の生態や自然に関する研究を行う政府関係者のみが住み、一般人の立ち入りは禁止されている。
ハワイ火山群国立公園 ハワイ火山群国立公園は、ハワイ州ハワイ島南東岸にある1916年に指定された国立公園である。ハワイ島(The Big Island)は、太平洋の真ん中にある8つの島で構成されるハワイ群島の最大の島でポリネシアの歴史をもつ。ハワイ火山は、世界で最も激しい7000年にもわたる火山活動を続ける2つの火口をもつキラウエア山(1250m)やマウナ・ロア山(4170m)などの活火山が噴煙を上げ、真っ赤な熔岩を押し出している。ハワイ群島の最高峰のマウナ・ケア山(4205m)は、白い山という意味の楯状火山で、氷食地形と氷河湖が残っている。
ビキニ環礁核実験地 ビキニ環礁核実験地は、太平洋の中央部、ミクロネシアのマーシャル諸島、ラリック列島にある小さな環礁で、核時代の幕開けの象徴、それに、核兵器の惨禍を伝える実験場である。ビキニ環礁では、アメリカ合衆国によって、第二次世界大戦後間もない冷戦時代の1946年から1958年にかけて、67回の核実験が行われた。
イエローストーン国立公園 イエローストーン国立公園は、ワイオミング州北西部を中心に、一部はモンタナ州とアイダホ州にまたがる世界最初の国立公園で、1872年に指定された。イエローストーン国立公園は、ロッキー山脈の中央にある火山性の高原地帯で、80%が森林、15%が草原、5%が湖や川。1万近い温泉、約200の間欠泉、噴気孔の熱水現象などが3000m級の氷河を頂く山々、壮大な渓谷、大小の滝、クリスタルな湖と共に多彩な自然を織りなす。アメリカ・バイソン、バッファロー、エルク(大鹿)、ムース(ヘラ鹿)、狼、グリズリー(ハイイログマ)などの野生動物
ウォータートン・グレーシャー国際平和公園 ウォータートン・グレーシャー国際平和公園は、カナダとアメリカ合衆国との国境に位置し、カナダ側は、アルバータ州の南西部にあるウォータートン・レイク国立公園とアメリカ側は、モンタナ州とブリティッシュ・コロンビア州にまたがるグレーシャー国立公園が、アルバータとモンタナのロータリー・クラブの働きかけにより、1932年6月30日に、ひとつの公園として、世界初の国際平和公園法によって選ばれた。両者はカナダとアメリカの国境を隔てているが自由に行き来できるツイン・パーク。
エバーグレーズ国立公園 エバーグレーズ国立公園は、フロリダ半島の南部、オキチョビ湖の南方に広がり、1976年にユネスコMAB生物圏保護区(585867ha)、1987年にラムサール条約の登録湿地(566788ha)にも指定されている大湿原地帯。ソウグラス(ススキの一種)が一帯に広がる熱帯・亜熱帯性の動植物の宝庫で、サギやフラミンゴの生息地やマングローブの大樹林帯もある。野鳥、水鳥、水生植物が豊富な北部の幅80kmもあるシャークバレー大湿原には、ハクトウワシ、ベニヘラサギ、アメリカマナティ、フロリダピューマ、フロリダパンサー、ミシシッピワニなども生息
オリンピック国立公園 オリンピック国立公園は、カナダ国境に近いワシントン州北西部、オリンピック半島北端にある面積3628平方kmの国立公園。標高2428mのオリンパス山を中心とする山岳地域、温和な気候の多雨林地帯、太平洋に面した海岸地帯の3つの地域からなる。特に太平洋岸には3種類の世界最大規模の針葉樹林(ヒノキ科のアラスカヒノキ、マツ科のベイツガ、アメリカトガサワラ)があり、開発を免れて保護されている。
カールスバッド洞窟群国立公園 カールスバッド洞窟群国立公園は、ニューメキシコ州の南東部、グアダループ山脈の山麓にある石灰岩の大洞窟−鍾乳洞を中心とした国立公園で、面積は189平方km。81もの洞からなる大鍾乳洞の総延長は40km、最深部は335mに達する。カールスバッド洞窟群国立公園の最大の見所は、地下229mにある「ビッグルーム」で世界最大規模といわれる。観光客に開放されているのは、2か所のみである。カールスバッド洞窟内には、多数のメキシコ・コウモリが生息しており、地名は「カール大帝の湯治場」の意。
カホキア土塁州立史跡 カホキア土塁州立史跡は、イリノイ州の南西、ミシシッピ川の西岸の町セントルイス(ミズーリ州)から15km離れたところにあるアメリカ先住民の大集落遺跡。カホキア遺跡は、ミシシッピ川とミズーリ川にはさまれた地域で、ミシシッピ川が洪水に見舞われた時に偶然発見された。この地域の森林地には、700年頃、最初は、アメリカの先住民族が住んでいた。そして、彼等は、10〜17世紀にかけて1万〜2万人の人口をもつ集落をカホキアを中心に形成した。
クルエーン/ランゲルーセントエライアス/グレーシャーベイ/タッシェンシニ・アルセク カナダのユーコン準州、合衆国のアラスカ州にまたがる山岳公園。クルエーン山脈地帯から動き出した世界最大級の氷河がアラスカ湾に崩れ落ちる雄大で美しい自然が特徴。北アメリカの屋根といわれるこれらの山々は、未開のツンドラと森林、他に類を見ない氷河と氷霜、1000以上の湖沼と激しい流れの河川を抱え、氷河期に形成された景観を今に残す。ヒグマ、コヨーテ、ハイイログマ、トナカイ、ヘラジカなどの動物や珍しい植物の宝庫。
グランド・キャニオン国立公園 グランド・キャニオン国立公園は、アリゾナ州北西部のココニノ郡とモハーヴェ郡にまたがる。コロラド川がコロラド高原の一部であるカイバブ高原とココニノ高原を浸食して形成したマーブル峡谷からグランド・ウオッシュ崖までの長さ450km、最大幅30km、深さ1500mの壮大な大峡谷。世界遺産の登録面積は、493077haである。全体的には赤茶けて見えるが日の出と日の入りの景色は荘厳で美しい。
グレートスモーキー山脈国立公園 グレートスモーキー山脈国立公園は、ノース・カロライナ州とテネシー州の州境、アパラチア山脈の南部にあり、グレートスモーキー山脈を中心に延長110km、幅30kmに及ぶ。グレート・スモーキー国立公園内には1800m級の山が25座連なり、温暖多湿の気候の為に立ち昇る見事な霧がグレート・スモーキーの由来である。標高差が大きいため、多様な樹木と1300余種の顕花植物の植物分布が特徴。ミンク、ビーバーなどの毛皮獣も多数生息する。
シャーロッツビルのモンティセロとヴァージニア大学 シャーロッツビルは、アメリカ合衆国の東海岸のバージニア州中部にあるリヴァンナ川を見下ろす高台にある人口40000人の小さな都市。シャーロッツビルの郊外にあるモンティセロは、1776年のアメリカ独立宣言の草案を起草した第3代アメリカ大統領で、また、建築家としても優れていたトマス・ジェファソン(1743〜1826年)が自ら設計した邸宅。また、ジェファソンは、1825年には、ヴァージニア大学を創立し、建築も手がけた。
自由の女神像 自由の女神像は、ニューヨーク港の入口にあるリバティー島にある。アメリカの独立100周年を祝って、アメリカとフランス両国の友好のために、フランスの歴史家で政治家のエドゥワール・ド・ラブレーが女神像のアメリカ寄贈を提案。フランス民衆の募金を中心に、フランスの建築家のフレデリック・バルトルディ(1834〜1904年)が設計、鉄橋技師のギュスターヴ・エッフェル(1832〜1923年)が製作し、1866年に完成した。自由の女神像の正式名称は、「世界を照らす自由」(Liberty Enlightening the World)。
タオス・プエブロ タオス・プエブロは、ニューメキシコ州の北部、サングリ・デ・クリスト山脈西麓の渓谷にある先住民居留地。16世紀初頭スペイン人が侵攻し、その後、メキシコ領、アメリカ領と変遷したため、タオス・プエブロには、次の3つの地区がある。スペイン支配時代の先住民アナサジ族の集落跡のタオス・ランチョス、メキシコ風のタオス・ドン・フェルナンド、先住民プエブロ族の居住地で、タオス・サン・ジェロニモ。タオス・サン・ジェロニモにある日干し煉瓦造りの集合住宅には、現在も先住民の末裔が生活している。
独立記念館 独立記念館は、ペンシルベニア州東部のフィラデルフィア市にあるアメリカ合衆国誕生の地。1776年7月4日に、13の植民地の代表者が集い、トーマス・ジェファーソン(1743〜1826年)らが起草した「独立宣言」に署名し、イギリスに対して独立を宣言した。このアメリカ独立宣言は、アメリカ独立と政府樹立の意義を、人間の自由と平等や社会契約説、圧政に対する反抗が正当であることを主張したもので、近代民主政治の基本原理となった。
プエルト・リコのラ・フォルタレサとサン・ファンの国立歴史地区 プエルト・リコのラ・フォルタレサとサン・ファンの国立歴史地区は、カリブ海に浮かぶ島のアメリカ合衆国准州のプエルト・リコ(スペイン語で「豊かな港」、「富める港」の意)にある。この島は、1493年11月19日にコロンブスによって発見され、サン・フアン・バウティスタ島と名づけられた。その首都のサン・ファン(スペイン語で聖ヨハネの意)は、スペイン人のフアン・ポンセ・デ・レオンが16世紀に征服して築いた町で、サン・ファン歴史地区は、北西の旧市街にある。
マンモスケーブ国立公園 マンモスケーブ国立公園は、ケンタッキー州の中部にある世界最大級の巨大鍾乳洞を中心とした国立公園。地下水脈が造った鍾乳洞の総延長は320kmが確認済みだが、500kmを超えるともいわれている。地下60〜100mにかけて広がる迷路のような洞内には、「マンモス・ドーム」と呼ばれる高さ59mにおよぶ空間や、「ボトムレス・ピット」と呼ばれる深い淵などがあり、ケンタッキー・ドウクツエビ、インディアナ・オヒキ・コウモリなど絶滅寸前の生物や盲目魚も4種類ほど確認されている。
メサ・ヴェルデ国立公園 メサ・ヴェルデは、コロラド州の南西端にある1906年に国立公園になったアメリカ先住民の集落遺跡。およそ2000年ほど前からバスケットメーカーと呼ばれる農耕民が岩陰に住み始めた。5〜8世紀になると丸太で組んで泥を塗る住居をつくり、弓矢を用いるようになった。8〜12世紀にかけてメサ台地上に弓状に家の連なる村をつくり、その近くにトウモロコシなどの畑をつくった。12世紀に入ると、外敵に備えて崖の大きな岩陰を利用して岩窟住居と呼ばれる石造の集落をつくった。「メサ・ヴェルデ」は、スペイン語で「緑豊かな大地」という意味。
ヨセミテ国立公園 ヨセミテ国立公園は、カリフォルニア州のシェラネバダ山脈中部にある。マーセド川が流れる巨大なヨセミテ渓谷を中心にして広がる花崗岩の岩山と森と湖からなる面積3083平方kmの広大な国立公園。氷河の彫刻ハーフドームと呼ぶ標高2695mの岩山、世界最大の花崗岩の一枚岩であるエル・キャピタンの岩壁(高さ914m)、落差が728mもあるヨセミテ滝などが壮大な姿を見せている。また、植物相も多彩で、麓のほうでは多数の草花が自生している。樹齢3000年、幹の直径が10mもあるジャイアント・セコイアをはじめ、セコイア林などが広がる。
レッドウッド国立州立公園 レッドウッド国立州立公園は、カリフォルニア州の北部から海岸線に沿って南北約80kmにわたり広がる面積425平方kmの森林地帯を中心とする国立州立公園。レッドウッドと呼ばれる樹皮が赤みを帯びた木(セコイアの一種で正式にはイチイモドキという)は、世界最古の樹木とされている。樹齢600年、周囲13.4mの世界一のレッドウッドの大木は、「ビッグ・ツリー」とよばれ、高さ112.1mあり、自立する樹木としては世界一の高さ。
ウォータートン・グレーシャー国際平和公園 ウォータートン・グレーシャー国際平和公園は、カナダとアメリカ合衆国との国境に位置し、カナダ側は、アルバータ州の南西部にあるウォータートン・レイク国立公園とアメリカ側は、モンタナ州とブリティッシュ・コロンビア州にまたがるグレーシャー国立公園が、アルバータとモンタナのロータリー・クラブの働きかけにより、1932年6月30日に、ひとつの公園として、世界初の国際平和公園法によって選ばれた。
ウッドバッファロー国立公園 ウッドバッファロー国立公園は、カナダ北部、北極に程近い極寒の地にある総面積45000平方km、世界最大の国立公園。ピース川とアサバスカ川が作り出す三角州は、水鳥の一大生息地で、内陸部としては稀有の塩分を含んだ世界有数のもの。氷や雪に浸食された高原、氷河作用により作られた平原などさまざまな光景が繰り広げられる。荒涼とした森林地帯には原始のままの動植物の生態系が残り、絶滅の危機に瀕するウッドバッファロー(アメリカン・バイソン)やオオカミ、オオヤマネコ、ビーバーなどが生息している。
オールド・ケベックの歴史地区 ケベックは、カナダ東部のケベック州の州都。ケベックとは、先住民の言葉で「川の合流点」の意。フランス植民地の拠点として17世紀初頭からセントローレンス川が急に狭くなった所に、フランスの探検家シャンプランによって建設された北米唯一の城砦植民都市。イギリスの植民地になった後も、かたくなにフランス文化を守り、フランス語を唯一の公用語としている。1823〜1832年に築かれた城壁に囲まれた旧市街は、ディアマン岬の断崖の上にどっしりと築かれた城壁がめぐり、現在、カナダ陸軍が駐屯する星の形をしたケベック城塞(シタデル)
カナディアン・ロッキー山脈公園 カナディアン・ロッキー山脈公園は、南北に2000kmも走るロッキー山脈のカナダ部分で、アルバータ州とブリティッシュ・コロンビア州にわたる。東側山麓にあるカナダで一番古いバンフ国立公園、三葉虫の化石のバージェス頁岩で有名なヨーホー国立公園、深い針葉樹林と800を越える湖や沼が美しいジャスパー国立公園、氷河が造り出した様々な地形を見ることができるクートネイ国立公園の4つの国立公園を擁する
クルエーン/ランゲルーセントエライアス/グレーシャーベイ/タッシェンシニ・アルセク カナダのユーコン準州、合衆国のアラスカ州にまたがる山岳公園。クルエーン山脈地帯から動き出した世界最大級の氷河がアラスカ湾に崩れ落ちる雄大で美しい自然が特徴。北アメリカの屋根といわれるこれらの山々は、未開のツンドラと森林、他に類を見ない氷河と氷霜、1000以上の湖沼と激しい流れの河川を抱え、氷河期に形成された景観を今に残す。ヒグマ、コヨーテ、ハイイログマ、トナカイ、ヘラジカなどの動物や珍しい植物の宝庫。
グロスモーン国立公園 グロスモーン国立公園は、カナダの大西洋側、ニューファンドランド島西岸に広がる面積1800平方kmの国立公園。南部にあるテーブルランドと呼ばれる赤茶けた岩の台地は、プレートの活動により海底が地上700mも隆起してできたマントル。10億年以上もの地層がつくり出した断崖やフィヨルドが、雄大だが特異な景観を形づくる。島の内部に向かってするどく切れ込むフィヨルドの織り成す風景は、長い年月をかけて氷河の浸食作用がつくり上げた天然の芸術品である。
古都ルーネンバーグ 古都ルーネンバーグは、カナダの東部のノバスコシア州にある北米で最も美しい旧英領植民地の港町。もともとはフランス人が開拓したのだが、1753年にスイスとドイツからの移民のために都市が建設された。イギリスに見られる昔ながらの長方形の碁盤の目状の町並みが印象的。南北、東西に延びる通りは統一され「モデルタウン」そのままの都市計画が実行された。赤、青、黄、白などカラフルなペイント、ルーネンバーグ・バンプと呼ばれる出窓や独特の屋根飾りが特徴。
ジョギンズ化石の断崖 ジョギンズ化石の断崖は、カナダの東部、ノバ・スコシア州のファンディ湾沿いにある世界遺産の核心地域の総面積が689haに面した古生物の遺跡である。3.54億年から2.9億年前の石炭紀の豊富な化石の為、「石炭紀のガラパゴス」と表現されている。ジョギンズ化石の断崖の岩は、地球史におけるこの時代の証しであると考えられており、世界で最も地層が厚く最も理解できる3.18億年から3.03億年前の化石の陸上での生活がわかるペンシルヴァニア断層の記録である。これらは、初期の動物の遺物や痕跡、それに、住んでいた雨林などが含まれている。
スカン・グアイ スカン・グアイは、ブリティッシュ・コロンビア州の中部の太平洋上に浮かぶ150の島々からなるクィーン・シャーロット諸島(ハイダ・グアイ)の最南端にあるアンソニー島にある。スカン・グアイには、19世紀末に廃虚となったニンスティンツと呼ばれる集落の先住民族であるハイダ族(ハイダとは、ハイダ語で「人」の意味)が残したベイスギの10軒の住居跡を含む集落の遺跡と2000年前のものとされる4か所の貝塚、2つの洞窟、墓地などの遺跡が残っている。
 ダイナソール州立公園 ダイナソール州立公園は、カルガリーの東140km、アルバータ州のバットランドと呼ばれる赤茶けた荒涼たる台地を曲流するレッドディア川に浸食された60平方kmの州立公園。太古の昔はこの一帯は亜熱帯性気候で、豊かな森林に覆われ多くの恐竜が生息していた。19世紀末以来、保存に適した環境により分解を免れた白亜紀初期の恐竜化石が60種も出土している。絶滅の危機にある猛禽類も生息する。大平原の中に剥き出しの奇岩が並ぶ不思議な風景は、SF映画のロケ地としても有名。
   
 オールド・ケベックの歴史地区  ケベックは、カナダ東部のケベック州の州都。ケベックとは、先住民の言葉で「川の合流点」の意。フランス植民地の拠点として17世紀初頭からセントローレンス川が急に狭くなった所に、フランスの探検家シャンプランによって建設された北米唯一の城砦植民都市。イギリスの植民地になった後も、かたくなにフランス文化を守り、フランス語を唯一の公用語としている。
   
 ナハニ国立公園  ナハニ国立公園は、カナダ北西部のノースウエスト準州にあり、全面積は476560ha。公園内を蛇行するサウスナハニ川やフラット川が削り出した渓谷や落差100mもあるヴァージニア・フォールズ、深い鍾乳洞などが織りなす自然が美しい。厳しい自然環境と道なき原野は容易に人を寄せ付けず、現在でも飛行機か川を遡って行くしか手段がない。公園内に多くの温泉が湧き出ており、その為北緯60度以上の位置にありながら比較的穏やかな気候である。
   
 ヘッド・スマッシュト・イン・バッファロー・ジャンプ  ヘッド・スマッシュト・イン・バッファロー・ジャンプは、アルバータ州の南西部、カルガリーの南東にあるポーキュパインの丘に6000年前のアメリカ先住民が残した野牛のバッファロー(正式にはアメリカン・バイソン)の狩猟場跡。アメリカ先住民のブラックフット族が、「血に染まった深い淵」と呼んだ崖は、バッファローを追い込み、飛び降りさせた場所。バッファローは、ブラックフット族にとって、肉は、貴重な蛋白源であり、骨は、生活用具に、また、毛皮は、衣服の材料にも利用した。
   
 ミグアシャ国立公園  ミグアシャ国立公園は、ケベック州のガスペ半島の南岸にある面積が87.3haの古生物学上、重要な公園。ミグアシャ国立公園は、「魚類の時代」と呼ばれる新古生代のデボン紀の世界で最も顕著な化石発掘地とされている。3億7千万年前のデボン紀の魚類とされている8種のうち、6種の化石がここの地層で発見されている。最初に四足歩行し空気呼吸をし脊椎動物へと進化した保存状態が良い肺魚のユーステノプテロンなどの化石標本数が世界随一であることでもきわめて重要である。これらの化石は、自然歴史博物館に展示されている。
   
 ランゾー・メドーズ国立史跡  ランゾー・メドーズ国立史跡は、ニューファンドランド島のグレート・ノーザン半島の突端にある古代ヨーロッパ人の集落遺跡。スカンジナビアのヴァイキング伝説に基づいて発見されたカナダ版のトロイの遺跡とも言える。現場では、冶金の跡を含む8つの住居跡や多くの道具類が発見された。住居は、泥炭で壁を塗り、屋根は草で覆われ、部屋の間仕切りの仕方や炉の置き方などがヴァイキングの様式であった為、考古学的にも、ここが北米大陸唯一の移住したヴァイキングの居住地であることが証明された。
   
 リドー運河  リドー運河は、オンタリオ州の首都オタワから五大湖の一つオンタリオ湖の湖畔のキングストンまでをリドー川やカタラク川で47もの水門でつなぐ、19世紀初期の全長202kmの記念碑的な北米で最も古い運河の土木遺産である。世界遺産の登録範囲は、核心地域が21455ha、緩衝地域が2363haである。リドー運河は、英米戦争後、アメリカの侵略からの防衛のためにジョン・バイ海軍大佐の指揮のもと1万人以上もの労働者、6年の歳月を費やして建造され、当時は運河では初となる蒸気船の航行を視野に入れ建設された。